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11月は「薬剤耐性対策推進月間」で、関連省庁では様々な取組みが行われる(参照:内閣官房内閣感染症危機管理統括庁「薬剤耐性対策推進月間における取組予定について-令和7年度」)。
農林水産省では、11月15日(土)に行われる「2025動物感謝デーin JAPAN」にAMR対策の普及啓発を展示で実施する。また11月17日(月)~11月21日(金)に省内の「消費者の部屋」で、動物用医薬品やAMR対策推進月間の周知を目的とした展示イベントを開催する。11月~12月には生産者、獣医師、愛玩動物看護師、ペット飼養者などを対象としたオンラインで全3回の「令和7年度動物分野における薬剤耐性対策ミニセミナー」を実施する。
その他に農林水産省の正面玄関と食堂のディスプレイでAMR対策の普及啓発動画の公開、生産者・ペット飼養者・獣医師等を対象とした抗菌薬の慎重使用のためのポスターの配布、都道府県や生産者・生産資材・獣医師関連団体等へのAMR対策情報等の普及啓発資料の提供、WebサイトやSNSによる情報発信などを行っている。
「令和7年度動物分野における薬剤耐性対策ミニセミナー」の実施概要は以下の通り。
- 形式:Teamsウェビナーによるリアルタイム配信
- 参加費:無料
- 定員:セミナー視聴可能人数(同時接続人数)は最大500名
- 申込み:https://forms.gle/oEpABVCk8Fvkrr2F7
- 申込み期限:各回の配信日の2日前まで
- アーカイブ配信:実施予定。配信のみの申込みも可能で、その場合の申込み期限は12月31日(水)
§1回目【愛玩動物】2025年11月25日(火)19:00~20:00
- 伴侶動物における抗菌剤使用量と薬剤耐性の動向
- 原田 咲(動物医薬品検査所 動物分野AMRセンター)
- 犬と猫の尿路感染症における抗菌薬適正使用-理想と現実、そして今後の課題-
- 下川孝子(岡山理科大学 獣医学部 獣医学科医獣連携獣医分野 臨床病理学講座)
- 愛玩動物看護師も知っておくべきAMR対策
- 村井知美(東京大学 附属動物医療センター 看護部)
§2回目【豚】2025年12月5日(金)19:00~20:00
- 電子指示書システムの紹介
- 大野洋佑(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課 薬剤耐性対策班)
- 今後10年成功する国内養豚の要件
- 呉 克昌(一般社団法人日本養豚開業獣医師協会代表代行理事)
- 豚熱発生からの再開事例~グループシステム導入でより良い養豚へ~
- 水上佳大(有限会社あかばね動物クリニック)
§3回目【牛】2025年12月15日(月)19:00~20:00
- 生産現場でできる日和見感染症対策
- 上松瑞穂(宮崎県農業共済組合生産獣医療センター 生産獣医療センター長)
- 子牛への抗菌薬の予防的投与中止が牛呼吸器病(BRD)原因細菌の感受性に与える影響
- 岡村真吾(全酪連酪農技術研究所)
