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愛知県豊橋市は、2025年9月12日に、豊橋市動物愛護センター「あいくる」が10月1日に開所すると発表した。
命の大切さを知り、愛情と思いやりを持って動物と共生するまちを目指し、豊橋市は「あいくる」を拠点に動物愛護への理解を深める取組みや、収容動物の譲渡を推進する取組みなどを充実させていく。「あいくる」の名称は公募で決定した。
「あいくる」は、豊橋市保健所・保健センターの隣接地(豊橋市中野町字中原145)で、2024年7月から建設を進めてきた。平家建て、延べ面積997.58平方メートルの落ち着いた雰囲気の外観となっている。多目的ホールや猫モデルルーム、犬、猫の譲渡室などが設けられた。
東三河産の木材を使った明るい雰囲気の多目的ホールでは、犬、猫の飼い方教室や譲渡講習会、動物愛護に関する啓発イベントなどが行われる。ホールは有料で貸し出しも行う。
猫モデルルームは家庭の部屋をイメージしたつくり。室内で過ごす猫の様子を観察しながら、猫の室内飼いについて学ぶことができる。猫モデルルームについては、本社を豊橋市に構える中央製乳株式会社と豊橋市の間で、命名権(ネーミングライツ)契約が締結され、部屋の愛称は「中央製乳キャットルームMilk」となった。
「あいくる」は平日と土曜の午前9時から午後5時まで開館し、日曜、祝日、年末年始は休館。
総事業費は約9億5,000万円。寄附も募り、動物用の医療機器や医薬品に係る費用、保護した動物の飼育のための備品に係る費用、工事費などに活用されている。