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■募集 JAC環境動物保護財団「2025年度助成金 2次募集」期限は9月30日

2025-08-21 15:01 掲載 | 前の記事 | 次の記事

公益財団法人JAC環境動物保護財団は、日本におけるすべての動物に対する動物福祉の向上と、野生動物の保全とそれに伴う自然環境保護を目的とした活動に対して助成を行っている。

2025年度助成選考の2次募集を8月15日に開始した。2025年度1次募集で不採択となった団体も応募できる。

  • 募集期間:2025年8月15日(金)~9月30日(火)
  • 選考期間:2025年10月~11月
  • 結果通知:2025年12月
  • 助成活動期間:2026年1月1日~2026年12月31日
  • 活動分野:
    1. 野生動物
    2. 伴侶動物・家庭動物
    3. 動物園・水族館
    4. 家畜・産業動物
  • 応募条件:
    • 日本国内での活動であること。
    • 活動実績状況および助成金の使用状況について、適正な報告を行うこと。
    • 自治体および地域と協力し支持を得ている、またはそのための努力をしていること。
    • 2年以上の活動実績があること。

助成対象・助成金額:

◆野生動物

日本国内の野生動物の保全活動、野生動物との共存を目的とした活動を支援(外来種対策については選考方針がある)。

助成金額 上限300万円

◆伴侶動物・家庭動物

すべての伴侶動物・家庭動物を対象として、動物福祉の向上のために必要な活動を支援。

助成金額 上限100万円

  • 助成事例
    • 消耗品(フード、ペットシーツ、猫砂、衛生用品等)
    • 医療費(不妊去勢手術、検査、ワクチン、薬等)
    • 備品購入費(キャリーケース、ケージ、捕獲機等)
    • 保護動物のシェルター改修や整備
    • 普及啓発活動

◆動物園・水族館

動物園や水族館などで飼育下におかれる野生動物や、その他の展示動物が対象。適切な環境で動物福祉に沿った飼育をしているか、またはそのための努力をしているかを重視。募集テーマは下記①②に限る。

助成金額 上限300万円

  • ①動物福祉を向上させるための飼育環境の改善・向上
  • 助成事例
    • 動物が自由に身を隠すことができる場所をつくる
    • 猛暑や寒さなどから逃れることができる環境を整える (例:木を植えて日陰を作る、コンクリートの地面を芝生や土に変える等)
    • 動物の本来の行動を引き出し、ストレスや異常行動を減らす工夫
    • その他、動物の飼育環境の改善・向上に関すること
  • ②希少野生動物の保全活動
  • 助成事例
    • 保全活動を目的とした設備の充実、備品、医療費など
    • 希少種保全に関する啓発
    • その他、保全活動に必要な経費

◆家畜・産業動物

家畜・産業動物の動物福祉の向上や、動物福祉に配慮した持続可能な畜産に積極的に取り組む活動を支援。

助成金額 上限300万円

  • 助成事例
    • 採卵鶏のバタリーケージ廃止のための経費
    • 放牧場への水飲み場の設置や、猛暑を避けるための植栽工事
    • 牛のストレス軽減のためのブラシ購入や設置
    • 家畜の健康管理
    • 消費者・販売先などへの啓発
    • その他、畜産動物の動物福祉向上のための経費

◆馬

競走馬や繁殖活動を引退した馬の保護や終生飼育など、馬の動物福祉を目的とした活動を支援。

助成金額 上限300万円

  • 助成事例
    • 厩舎や運動場の環境改善整備
    • 普及啓発活動
    • その他、馬の動物福祉向上のための経費