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文部科学省は、2025年6月10日、「国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(第2期)」を開催したと発表した(参照:文部科学省「今日のお知らせ」)。
議題は国際卓越研究大学の第2期の公募・選定。国際卓越研究大学は大学ファンドによる支援で、①世界最高水準の研究環境で世界トップクラスの人材が結集、②英語・日本語を共通言語として、海外トップ大学と日常的に連携している世界標準の教育研究環境、③授業料が免除され、生活費の支給も受け、思う存分、研究しながら博士号を取得できる、という大学を目指す。
第1期で選定された東北大学は初年度に154億円が助成される。東北大学は5年間で500名の研究者の獲得を目指すと発表している。
大学ファンドの支援対象は数校程度で、第2期募集には、筑波大学、東京大学、東京科学大学、早稲田大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学が名乗りを上げ、冬頃に認定結果がでるとされている。認定、体制強化計画の認可を経て、今年度中に助成が開始される予定。
有識者会議の委員(アドバイザリーボード)は以下の通り(敬称略)。
- アンドリュー・D・ハミルトン(ニューヨーク大学 名誉学長)
- 梶原ゆみ子(内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 議員、一般社団法人産業競争力懇談会エグゼクティブアドバイザー)
- 金丸恭文(フューチャー株式会社代表取締役会長兼社長 グループCEO)
- 川合眞紀(大学共同利用機関法人自然科学研究機構機構長、国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター長)
- 大野英男(東北大学 総長特別顧問、経済産業省 特別顧問-科学技術担当)
- 篠原弘道(日本電信電話株式会社相談役、一般社団法人日本経済団体連合会・デジタルエコノミー推進委員会委員長)
- タン・チョー・チュアン(シンガポール科学技術研究庁 長官)
- 上山隆大(内閣府本府参与-科学技術・イノベーション担当)
- ジョン・ウィルトン(ウィルトン・ストラテジー社CEO、元UCバークレー 副学長、元シンガポール国立大学 副学長)
- 山本喜久(NTT Research, Inc. Physics & Informatics Laboratories 所長、スタンフォード大学名誉教授、国立情報学研究所名誉教授)
- 山崎光悦(福島国際研究教育機構 理事長)