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■共立製薬株式会社のつくば厚生棟が竣工 社員の働く環境をさらに充実

2025-06-18 16:20 掲載 | 前の記事 | 次の記事

厚生棟 内装

オールジェンダー標識

共立製薬株式会社は、2025年6月17日、先端技術開発センター/つくば工場(以下、つくば拠点)において、社員の働く環境の向上を目的とした新しい「厚生棟」が2025年4月に竣工したと発表した。

新たな厚生棟は、「創る、生まれ変わる(INCUBATION孵化)」をコンセプトに、従業員が安全・安心に働き、部門を超えてつながりあえる共創空間を目指して建設されたもの。研究開発・製造・事業推進といった多様な部門がこの空間で交わることになる。

今後、つくば拠点は新研究棟の完成および製造設備の拡充が予定されている。

厚生棟には、環境負荷低減のため「エッグウォール」を一部内装に採用し、資源循環とデザイン性を両立している。「エッグウォール」は、鶏卵の殻を原料に再利用して製造されたもの。機能面では高い吸湿性・吸臭性を備え、汚れは消しゴムで簡単に落とせるといったメンテナンス性に優れた素材で、卵アレルギーの原因となる物質は除去されている。つくば工場では日常的に多数の鶏卵を使用する工程があることから、「日頃からお世話になっている卵を、空間づくりにも活かすことができないか」という議論の結果、“つくばらしさ”や“環境への配慮”を象徴する素材として本素材が採用された。

§厚生棟

  • 所在地:茨城県つくば市高見原2-9-22(つくば拠点内)
  • 建築面積/延床面積:約500平方メートル
  • 構造・規模:鉄骨造[久保田1] 地上2階建て
  • 施設用途:事務所、休憩所、共用スペースほか
  • 着工/完成:2024年6月/2025年4月
  • 魅力ポイント:
    • 柱のない広々としたオフィス空間
    • 開放感と柔軟なレイアウトが可能なワンフロア設計により、創造的な働き方を実現
    • 全社員にやさしい設計
    • 多機能トイレやエレベーターなど、あらゆる方に配慮したユニバーサルデザインを採用
    • “未完成”が創造性を刺激
    • あえて完璧に仕上げすぎない内装で、社員が空間を“育てる”仕組みを導入