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■動物病院の通院実態調査 株式会社TYL

2025-06-05 14:51 掲載 | 前の記事 | 次の記事

株式会社TYLは、2025年4月17日、『動物病院の受診実態に関する調査』の結果を発表した(参照:株式会社TYL「ニュース」)。「狂犬病予防注射」や「フィラリア予防」の案内が届く時期にあわせて調査を実施した。

  • 調査テーマ:動物病院の受診実態に関する調査
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象者:ペットを飼っている方525名
  • 調査実施日:2025年4月10日~2025年4月13日
  • 調査主体:株式会社TYL

Q1.最後に動物病院を受診したのはいつですか?

「1か月以内」(24.8%)、「3か月以内」(20.4%)、「6か月以内」(22.9%)と定期的に通院する飼い主が6割を超えた。一方で、定期的に動物病院に足を運ぶことのない飼い主も半数近く見られた。

Q1で「分からない」または「行ったことがない」と回答した方を除く犬猫の飼い主489名に対して「動物病院に通院する頻度を教えてください。」と質問したところ、「必要なときのみ(具合が悪いときなど)」(27.4%)がもっとも多く、次に「3か月に1回以上」(27.0%)、「半年に1回以上」(22.7%)と回答した方も多く見られ、ペットを年に1回以上通院させている飼い主は全体の7割程度という結果になった。

Q2.動物病院に行くべきかどうか、判断に迷ったことはありますか?

「ある」(66.1%)、「ない」(29.0%)、「分からない」(5.0%)という結果に。動物病院に行くかどうか判断に迷った経験のある飼い主が、全体の7割近くもいることが分かった。

「ある」と答えた犬猫の飼い主347名に対して「動物病院を受診するか迷った理由を教えてください」と質問したところ、もっとも多かった回答は「費用が高い」(48.4%)で、次に「通院時間がとれない」(41.2%)という結果。それ以外には「ペットが病院を嫌がる」(31.4%)というペット側の問題や、「必要かどうか分からない」、「動物病院に行くべき症状か分からない」という声も数多く寄せられた。

Q3.ペットの医療費について、家計への負担感はどの程度ありますか?

「とても負担に感じる」(18.7%)、または「やや負担に感じる」(48.2%)など家計への負担を感じると回答したほうが全体の7割近くにのぼった。

Q4.ペット保険に加入していますか?

「加入している」と回答した飼い主が43.0%、過去に「加入したことがない」と回答した飼い主が46.1%であった。

Q5.動物病院選びでもっとも重視するポイントを1つ選んでください

もっとも多かった回答は「獣医師の信頼性」(42.3%)。その他に「通いやすさ(場所・時間)」(21.5%)や「費用の分かりやすさ」(18.7%)などを求める声も多数見られた。

Q6.今後あったらよいと思う動物医療サービスをすべて選んでください

「オンライン診療」(38.7%)や「夜間診療」(35.0%)、「訪問診療」(27.4%)など。「医療費の明朗化」(29.1%)や「定額制の予防医療サービス」(23.0%)など医療費の軽減につながるサービスへの期待も高まっていることが分かった。