HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
■BSE発生後の動物由来蛋白質の飼料利用の経過 10月に牛肉骨粉等の豚用・鶏用飼料への利用再開
2024-12-25 17:06 | 前の記事
牛肉骨粉等の飼料利用について、2024年10月3日、豚用、鶏用飼料への利用再開が認められた。2001年9月の牛海綿状脳症(BSE)の発生に伴い、「飼料安全法」により、牛肉骨粉等を含む動物由来蛋白質の飼料利用が禁止されたが、段階的に利用再開が認められてきた。
日本は、2013年に国際獣疫事務局から「無視できるBSEリスクの国」に認定されているが、牛用飼料への動物由来蛋白質の利用は一切禁止されている。
また「BSEに関する飼料規制について」のページが農林水産省のWebサイトに設けられている。
利用再開の流れは以下の通り。
- 2001年11月
- 豚、鶏に由来する血粉等(血粉、血漿蛋白質)、チキンミールとフェザーミールの豚用飼料、鶏用飼料および養魚用飼料への利用再開。馬血粉等の豚用飼料および鶏用飼料への利用再開。
- 2005年4月
- 豚肉骨粉等(肉骨粉、加水分解蛋白質および薫製骨粉)と鶏に由来する加水蛋白質・薫製骨粉の豚用飼料および鶏用飼料への利用再開。
- 2008年5月
- 豚肉骨粉と鶏に由来する加水蛋白質・薫製骨粉の養魚用飼料への利用再開。
- 2014年5月
- 食品工場の製造工程から出る動物由来蛋白質を含む食品残渣の豚用飼料、鶏用飼料および養魚用飼料への利用再開。
- 2015年4月
- 牛血粉等と牛肉骨粉等の養魚用飼料への利用再開。
- 2018年4月
- めん羊、山羊、馬に由来する血粉等と牛肉骨粉等の養魚用飼料への利用再開。
- 2020年5月
- 馬肉骨粉等の豚用飼料および鶏用飼料への利用再開。
- 2024年10月
- 牛、めん羊、山羊に由来する血粉等・肉骨粉等の豚用飼料および鶏用飼料への利用再開。