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農林水産省は、2024年11月29日、「動物用ワクチン戦略中間取りまとめ」を発表した。
動物用ワクチンの開発・供給体制の弱体化を防ぐために2024年6月から11月に動物用ワクチン戦略検討会が4回行われ、戦略がまとめられた。
取りまとめでは、以下の2030年と2050年に向けた目標が設けられ、それを達成するためにメーカー、関係団体、研究機関、行政機関を主なメンバーとする産学官による連携体制(VMC:Veterinary Medicine Industry-Academia-Government Collaboration)を構築するとされた。
§2030年目標
- 国の防疫戦略に基づき、産学官で連携した効率的な開発・製造体制を実現
- 不測事態にも対応できる製造能力の実現や在庫の充実
- アフリカ豚熱ワクチン等国家防疫上不可欠な生物学的製剤の実用化・国家備蓄の実現
- DNA、mRNAワクチン等の承認申請ガイドライン作成
- ワクチン輸出の拡大
§2050年目標
- 安定供給体制の更なる強化
- 創薬力の強化
- アフリカ豚熱ワクチンをはじめとするワクチン輸出の加速化
§「中間とりまとめ」の目次
- はじめに
- (1)動物用ワクチンを取り巻く状況
- (2)本戦略を策定する背景
- 現状と課題
- (1)製造・販売状況
- (2)開発・承認状況
- (3)輸入状況
- (4)輸出状況
- 目指すべき将来像
- 将来に向けた短・中長期的な目標及びその実現のための取組
- (1)戦略的な開発・実用化、最新技術の導入
- (2)製造体制の強化・技術の蓄積
- (3)販売体制の強化
- 最後に