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社会福祉法人日本介助犬協会は、2024年11月18日、「使用者の集い」を現地とオンラインのハイブリッド形式で開催したと発表した。毎年、介助犬使用者交流の場として「使用者の集い」を開催している。
介助犬と生活をしているペアは2024年4月現在、全国で59ペアで、「使用者の集い」では同協会所属の介助犬ペア8組が集った。
まず「犬とのより豊かな生活のために」をテーマに講義が行われた。同協会が2023年に認可団体として加盟したAssistance Dogs Internationalの話から、海外での犬の福祉についてなど、使用者にも知ってもらいたい内容について共有がはかられた。また、使用者が普段から活用できる犬用知育玩具の使い方など、犬との生活をより良くするための内容であった。参加した使用者は「今後の生活に活かせられる内容だったので犬に合わせて活用していきたい」とコメントしていた。
介助犬は手足が不自由な方の手助けをする犬だが、肢体不自由者1人1人のニーズや身体の状態に合わせてオーダーメイドで訓練をするため、それぞれの介助犬が行っている作業も異なる。「使用者の集い」は、介助犬使用者同士交流を深めて情報交換をすることも目的の一つ。今回は使用者自己紹介タイムで、自己紹介に合わせて好きなもの・ことや特技紹介の時間を設けて使用者同士をより知れる時間となった。
着物の着付けやウクレレ演奏など様々な内容で、どの使用者も笑顔で話しており、大いに盛り上がった。今回企画を担当した職員は「使用者同士普段関わることが少ないため、今回のような機会でお互いのことを深く知れる時間となり良かった」と話す。
来年引退する介助犬ペアを対象に卒業式を実施。使用者のペア紹介の動画を上映し、引退記念品の贈呈を行った。長年ペアで活動されてきた介助犬ペアだからこそ感じていることを他の使用者にも伝えられる機会となった。
§活動支援のクラウドファンディング
社会福祉法人 日本介助犬協会では、現在、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング「犬の可能性は無限大! 一歩踏み出すあなたのそばに(日本介助犬協会の活動支援)」を実施している。期間は12月31日まで。