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■ハラスメントを考える JAMLAS討議

2024-11-13 15:44 | 前の記事 | 次の記事

Veterinary Carrer Lab SMILE」代表獣医師の岡野顕子先生は、2024年11月10日、日本獣医倫理研究会(JAMLAS)第27回研究会において、「動物病院でみられるハラスメント~実例から考える」の講演を行った。

ハラスメントの基本的なことを解説し、それを防止するためにどうすべきかを述べた。

職場における3大ハラスメントは、パワハラ、セクハラ、育介ハラ。それらのグレーゾーンの実例を紹介した。グレーゾーンにある問題を解決するには、特に経営者、管理者がハラスメントを理解し、職場の共通認識とすることが大切。防止にあたっては、トップがきちんとしたメッセージを発信し、ガイドライン作成などルールを決め、相談場所を設置することなどが重要。目安箱を置くならば、筆跡で個人の特定ができないGoogle Formsを利用することもよいとのアドバイスがあった。

会場からは、ハラスメントを逆手に取ったような転職を繰り返す獣医師も見受けられ、それを手助けする転職会社もあるのが現状。そういう面への対応も必要ではとの声もあがった。

岡野先生が代表を務めるVeterinary Carrer Lab SMILEは、獣医師のキャリアコンサルタントや動物病院にかかわる様々なことのコンサルタント業務を行っており、獣医師個人の相談にも乗り、また動物病院のスタッフの第三者としての相談窓口ともなっている。現在、10動物病院と契約を結んでいるのこと。

また以下の通り動物病院勤務者を対象とした将来のお金についてのセミナーも行っている。

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