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ロイヤルカナン ジャポンは、2024年10月11日、獣医学生を対象に獣医師の多様なキャリアを紹介し卒業後のキャリア形成のサポートを目的としたイベント「キャリアユニバーシティ~先輩に聞く卒業後の多様なキャリア~」の開催報告を発表した。
「キャリアユニバーシティ ~先輩に聞く卒業後の多様なキャリア~」は、2020年より毎年開催されている。オンライン開催のほか、大学へ訪問し対面でも開催するなど、先輩獣医師らと率直な意見交換ができる機会を提供している。また「特設ページ」も開設されており、講演のアーカイブ動画が掲載されている。
今回の開催報告は以下の通り。
§約130名の獣医学生が参加した北里大学での講演
今年は6月に、北里大学 十和田キャンパスにて開催しました。獣医学科4年生(約130名)を対象に、小動物臨床、公務員(厚生労働省)、大動物臨床(JRA日本中央競馬会)、企業(ロイヤルカナン ジャポン)と多様な分野で働く先輩獣医師が「若手獣医師が活躍する職場の現状を理解する」をテーマに講演しました。
参加した学生は将来の自分像を描いている様子で、メモをとりながら熱心に聴講しました。また質疑応答では、各職域における待遇、学生時代にやっておくべきこと、職場における男女比、小動物臨床におけるジェネラリストとスペシャリストの違いなどについて質問が挙がり、各分野での状況をそれぞれの講師より回答、アドバイスしました。
- 開催日:6月12日(水)
- 開催場所:北里大学 十和田キャンパス
- プログラム(敬称略):
- 輝く未来の獣医師に向けて~獣医師としてのキャリアを考える~
- 太田亟慈(犬山動物総合医療センター代表)
- データから見る獣医学生の就職活動
- 氏家貴秀・尾身衛祐(ロイヤルカナン)
- 『競走馬の獣医師』という仕事
- 植芝滉己(JRA日本中央競馬会)
- 公衆衛生獣医師として働いてみませんか
- 川越匡洋(厚生労働省)
- 企業で働く獣医師
- 藤原眞未(ロイヤルカナン)
- 小動物臨床で働くこと
- 佐々木美郁(志村坂下動物総合医療センター)
§第1回「獣医学生アイデアコンテスト」も開催
愛犬や愛猫との幸せな生活を実現し、豊かな社会につなげていくことを目的に、未来のペット業界を担う獣医学生が、自由な発想でより良い未来を考えるためのアイデアを競い合うコンテストを開催しました。
第1回目となる今回は「愛犬、愛猫とご家族が満足いただける10年後の動物病院の新しいサービスとは?」をテーマに、獣医学生が思い描く理想の動物病院のアイデアを募集し、多くの応募の中から、最優秀賞、優秀賞、特別賞が選ばれました。
- 審査基準:動物病院をよりよくするアイデアになっているか?【5点満点】,柔軟・斬新な発想力【5点満点】,アイデアの具体的な実現力【3点満点】,アイデアの表現力(デザイン、映像、画像、プレゼン方法等)【2点満点】
- 審査員:太田亟慈先生(犬山動物総合医療センター代表),上條圭司先生(一般社団法人Team HOPE代表理事、ゼファー動物病院グループ代表),山本俊之氏(ロイヤルカナンジャポン合同会社 シニア エグゼクティブ)
- 最優秀賞:地方獣医療格差をなくしたい!~獣医療に夜間救急輪番制を~
- 優秀賞:今日からあなたがペットシッター!?~皆でお世話する院内ペット~
- 特別賞:ALL FOR WAN!~動物の苦痛のない獣医療を~
- 入賞作品詳細:https://rc-careeruniversity.com/contest/