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世界小動物獣医師会(WSAVA)が発表した「2022 WSAVA guidelines for the recognition, assessment and treatment of pain」の日本語版『2022年版 疼痛の判別、診断と治療のWSAVAガイドライン』(山下和人先生 監訳)の普及に向けて、日本語版を提供したゾエティス・ジャパン株式会社と一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)は、JBVP第26回年次大会2024(9月21日~22日、ホテルニューオータニ)において告知を行った。JBVPとWSAVAはエデュケーショナル パートナーの関係。今後、JBVPが開催する催しにおいてペインマネジメントの情報が積極的に取り上げられる予定。
「WSAVA Pain Guideline 2022」の主な改訂ポイントは以下の通り。
- 痛みの評価に有効な疼痛スケールの使用
- Animal Welfareに及ぼす痛みの影響
- OAの新たな疼痛管理:抗NGFモノクローナル抗体薬
- 慢性疼痛に対するカンナビノイドの使用
- 鍼治療やリハビリテーションなどの非薬物療法
広報の一環として「紹介動画」(7:29)とJBVP会長の「竹村直行先生のメッセージ動画」(4:46)も作成された。
また、ゾエティス・ジャパン株式会社は、「WSAVA Academy」として2023年に製作された教育コンテンツ「WSAVA Certificate in Pain Management」の日本語版が、2025年上旬に完成予定だと発表した。その特長は以下の通り。
- 40時間以上の講義動画・必読書と習熟度テストの組合せ
- 3つのモジュールに分けて全68単元を網羅
- 獣医師と動物看護師向けの教育内容
- 受講は無料、Certificateの発行(有料)も可能
「WSAVA Certificate in Pain Management」についても「紹介動画」(5:44)が作成されている。