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■不安なことは犬の飼い主「白内障」猫の飼い主「腎臓病」 健康状態に関する調査結果 ​アイペット損害保険株式会社

2024-08-29 15:51 | 前の記事 | 次の記事

年齢別の「これまで病気やケガに見舞われたもの」

病気やケガに対して、不安や心配なこと

アイペット損害保険株式会社は、2024年8月22日、愛犬・愛猫の健康状態に関する調査の結果を発表した(参照:アイペット損害保険株式会社ニュースリリース「愛犬・愛猫の健康状態に関する調査」)。犬・猫飼育者を対象に愛犬と愛猫の健康と暮らしに関する不安について調査を実施したもの。

  • 調査対象:犬・猫の飼育者 各1,000名(合計2,000名)
  • (内訳)
  • ペット保険加入者 各500名
  • ペット保険に未加入者かつ加入意向ありの方 各500名
  • 調査期間:2024年2月29日~3月4日
  • 調査方法:インターネットによるアンケートを実施
  • ペットの健康状態
  •  犬は「特に病気やケガもなくいたって健康である」52.7%、「ときどき体質的に調子が悪くなることがあるが健康である」20.5%となり、73.2%が概ね健康に生活できているとの結果。
  •  猫については「特に病気やケガもなくいたって健康である」63.4%、「ときどき体質的に調子が悪くなることがあるが健康である」15.5%となり、78.9%が概ね健康に生活していた。
  •  犬・猫で比較すると、猫の方が健康である割合が約5%高いものの、犬・猫ともに70%以上が健やかな生活を送れていることが分かった。
  • 年齢による健康状態の変化
  •  年齢別に確認すると、「いたって健康である」割合は幼齢期では70%超であるが、犬・猫ともに年齢が上がるにつれ「特に病気やケガもなくいたって健康である」割合が低下し、病気治療中の割合が高まる傾向がみられた。
  •  特に、8~11歳になると、犬の「いたって健康である」割合は半数を割り込む。対して猫は当該年齢でも約6割は健康を保っている。
  • 年齢別の「これまで病気やケガに見舞われたもの」
  •  犬では、幼齢期は皮膚炎や異物誤飲が多いことが分かった。異物誤飲については、0~3歳期で2位、4~7歳期で4位、8~11歳で5位、以降の年齢ではランク外となっており、犬が幼いほど発生しやすい傾向がみてとれる。
  •  猫では、0~3歳は「猫風邪」(7.6%)、「異物誤飲」(7.1%)がツートップとなった。そのほか、「膀胱炎」を経験している猫が多く、4歳以降の猫の場合約10%が罹患している。
  • 病気やケガに対して、不安や心配なこと
  •  犬では、0~3歳は「骨折」(25.6%)、4~7歳は「歯周病」(20.4%)、それ以上の年齢では「白内障」がトップとなった。白内障への心配は、8~11歳28.6%、12~15歳27.0%、16歳以上28.6%であった。その他、「介護が必要な身体不自由な状態」を不安視する傾向がペットの年齢とともに高まっている。
  •  猫では、すべての年齢で「腎臓病」がトップとなった。実際に、シニア期の猫は既往歴として「腎臓病」をもつ猫が多く、12~15歳で12.4%、16歳以降で32.4%となっている。