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■AIを用いて「ペットの動画から感情を判定する」システム アニコム ホールディングス株式会社が特許を取得

2024-05-22 13:55 | 前の記事 | 次の記事

感情判定の流れの一例

アニコム ホールディングス株式会社は、2024年5月14日、AIを用いてペットの動画から感情を判定するシステムとその感情判定方法について、日本での特許(特許第7330258号)を取得したと発表した(参照:アニコム ホールディングス株式会社プレスリリース)。

同システムでは、ペットが撮影された動画の中から、AIがペットの行動を検出し、その行動をもとにペットの感情を判定する。

例えばある動画の中から、犬では「しっぽを振る」「あくびをする」「うなる」、猫では「瞳孔が丸くなる」「耳を前へ向ける」など、ペットがどのような行動を取っているのかをAIが検出し、その行動と「嬉しい」「甘える」「警戒」「怒り」などの感情を対応付けることで感情の判定を行う。

また同システムでは、ペットの種類(犬や猫、鳥など)や品種(トイ・プードルやチワワ、柴犬など)を、AIを用いて判定でき、その種類や品種に応じた感情判定を行うことが可能。ペットの種類や品種ごとに異なる行動と感情の対応関係を考慮することで、より正確に感情を判定することが可能となっている。