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第13回「インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」(2024年4月4日~7日、東京ビッグサイト)ビジネス商談限定日の4月4日、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の立田理一郎先生による「動物愛護管理法」概要の講演が特設ステージで行われた。
「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」のこれまでの変遷、売る人・飼う人が守るべきこと、ペットを取り巻く現状や課題、動物愛護管理行政のトピックなどが解説された。
自治体によるペットオークション、ブリーダーへの一斉調査の結果が紹介され(参照:環境省報道発表資料「ペットオークション・ブリーダーへの一斉調査結果について」)、ブリーダー約1400の事業所の半分にあたる約700事業所に生年月日の改ざんなど違反が認められたとのこと。個別の勧告などの対応が行われた。
マイクロチップの装着は、約5.2万頭/月のペースで増加しているとのこと。
また殺処分数など行政にかかわるデータは環境省のWebサイトの「動物愛護管理行政事務提要」に掲載されているとの紹介があった。
同法は、1973年に「動物の保護及び管理に関する法律」として議員立法で制定された。当初は総理府管轄であったが、環境庁が環境省に改組された2001年に環境省の所管となった。13条文で制定された同法は、数度の改正を経て、2019年の改正で99条文となっている。