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株式会社サンシキは、2024年3月19日、高知県産のカギケノリのタンク生産方法に関する研究について「日本藻類学会第48回大会」(3月22日~25日、神戸大学)で発表すると公表した。同社は、高知大学総合研究センター海洋生物研究教育施設・「海洋植物学研究室」の平岡雅規教授らのグループとカギケノリ生産の共同研究を進めている。
高知県須崎市沿岸で採取したカギケノリから種苗を作製し、屋外タンクでの生産試験で、初期生重量13gが10日間で約10倍の134gに増加するという成果を得た。
カギケノリを牛の飼料に0.2%混ぜて与えることにより、メタンガスの排出が最大98%減少することが確認されている(参照:「Mitigating the carbon footprint and improving productivity of ruminant livestock agricultureusing a red seaweed」)。
しかしながら、カギケノリの量産技術はまだ確立されておらず、世界のスタートアップ企業や研究機関が研究に取り組んでいる。