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■セファロスポリン系抗菌剤「エクセネルRTU EZ」の牛の趾間フレグモーネ・産褥熱の承認を取得 ゾエティス・ジャパン株式会社

2024-03-13 17:08 | 前の記事 | 次の記事

「エクセネルRTU EZ」

ゾエティス・ジャパン株式会社は、2024年3月4日、セファロスポリン系抗菌剤「エクセネルRTU EZ」の牛の適応症として、「趾間フレグモーネ(趾間ふらん)」および「産褥熱」の承認を1月31日付で取得したと発表した。

「エクセネルRTU EZ」は溶解不要(Ready to Use Easy)の「エクセネル」で、投与にかかる時間を短縮することができる。開封後は室温で6週間の安定性が確認されており、全量を使い切りやすく、使い残しによる廃棄ロスの削減が期待できる。

  • 有効成分:セフチオフル塩酸塩
  • 含量:1mL中50.0mg(力価)
  • 牛での有効菌種: マンヘミア ヘモリチカ、パスツレラ ムルトシダ、ヒストフィルス ソムニ、フソバクテリウム ネクロフォーラム、ポルフィロモナス アサッカロリチカ、トゥルエペレラ ピオゲネス(アルカノバクテリウム ピオゲネス)、大腸菌
  • 豚での有効菌種:アクチノバチルス プルロニューモニエ、パスツレラ ムルトシダ、ヘモフィルス パラスイス、ストレプトコッカス スイス
  • 牛での適応症:細菌性肺炎、趾間フレグモーネ(趾間ふらん)、産褥熱
  • 豚での適応症:細菌性肺炎
  • 用法・用量:1日1回体重1kg当たりセフチオフルとして下記のとおり筋肉内に注射する。投薬開始後3日以内に治療効果を確認し、効果がみられない場合には獣医師の判断に基づき薬剤の変更等を行う
  • 牛 細菌性肺炎 1mg(力価)、3~5日間
  • 趾間フレグモーネ(趾間ふらん) 1mg(力価)、3日間
  • 産褥熱 1mg(力価)、5日間
  • 豚 1~3mg(力価)、3日間
  • 牛での使用禁止期間:食用に供するためにと殺する前12日間、または食用に供するために搾乳する前12時間
  • 豚での使用禁止期間:食用に供するためにと殺する前3日間