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■ネコのバスが被災地へ出動 猫の1.5次避難所を開設へ

2024-02-07 15:57 | 前の記事 | 次の記事

ネコバス

ネコのバス被災地支援フロー

株式会社ネコリパブリックは、2024年2月6日、ネスレ日本株式会社 ネスレ ピュリナ ペットケアの協力のもと、共同運営する「ピュリナ ネコのバス」を活用し、能登半島地震の被災地で被災した猫たちのための1.5次避難所を設営すると発表した(参照:neco republic information)。2月7日に、石川県珠洲市に出動し猫たちをレスキューする。

被災地で猫と暮らしていた世帯は、車中避難などをしていることが多い。また、2次避難場所に猫を連れて行けず2次避難を躊躇しているという現状がある。

日本全国の動物愛護団体など、一時預かりの対応可能な施設は多いが、2次避難は申し込んだらすぐ移動の場合もあるため、受け入れのタイミング、移動のタイミングの調整が困難。また、1匹、1匹移動させるのは非効率でスタッフや猫の負担も大きい。

愛護団体へ預けるまでの一時預かり場所が被災地に必要であるが、安全に預かる場所はない。そこでネコのバスを活用し、猫の一時預かり場所への移動までの1.5次避難場所とする。

ネコのバスをベースに、ネコリパブリックが拠点を珠洲市に作り、猫を預かり、お迎えが来るまで飼育管理を行う。

ネコリパブリック飛騨のシェルターでも預かりが可能であり、また、日本全国の動物愛護団体の施設にて預かりも可能のため、都度、飼い主、愛護団体との連携を行い、猫たちを安全な場所へと移動させていく。

また活動のなかで、被災地の猫の避難・預かりのデータ集約が可能になることにより、様々なデータを集積し、今後の災害時に役立てることも視野に入れている。