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2023年12月22日に行われた一般社団法人 ペットフード協会のプレス発表会で、「2022年度ペットフード産業実態調査」の結果が発表された。
ペットフード産業の出荷総額は約3,875億円(小売額は5,500億円規模)で、対前年度比は110.1%(2021年度は104.2%の延び)で、7年連続の増加であった。延び率が大きいのは、値上げも要因。
出荷量は586,179トン(2021年度は594,467トン)で、対前年度比は98.6%であった。大型犬の飼育頭数の減少が影響している。
同協会は、毎年、調査結果を農林水産省に提出している。
調査結果の主要点は以下の通り。
- 犬用の出荷額は対前年度比110.7%
- 猫用の出荷額は対前年度比109.7%
- 犬・猫用を除く、その他のペット用(観賞魚用、鳥用ほか)の出荷額は、対前年度比108.8%
- 国内生産品の出荷量は対前年度比99.2%(犬用は98.3%、猫用は99.6%)
- 輸入品の出荷量は対前年度比97.9%(犬用は96.2%、猫用は99.4%)
- 犬・猫用を除く、その他のペット用の出荷量は対前年度比100.5%
- 国別輸入量の輸入国はタイ、アメリカ、フランス、オーストラリア、韓国、中国の順
なお、日本からの輸出は毎年数%伸びているが、輸出額は60億~70億円ほど。同協会は情報交流を活発にして、日本産の良さを伝え輸出にさらにチャレンジしていきたいと述べた。
国内で出荷されるペットフードの約90%は同協会の会員会社の商品となっている。