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■日本家畜衛生学会大会が行われる

2023-12-15 12:42 | 前の記事 | 次の記事

優秀賞を受賞した麻布大学の村上裕信先生(左)とプレゼンターの河合一洋先生(右)

日本家畜衛生学会(理事長 河合一洋先生)は、2023年12月8日、東京・明治本社ビルの講堂で、第98回大会と家畜衛生フォーラム2023を開催した。

大会は毎年2回開催され、2回目の際には午前中一般講演、午後は家畜衛生フォーラムという構成となっている。

一般講演は9題が発表された。審査の結果、優秀賞に麻布大学の村上裕信先生、奨励賞に酪農学園大学の今泉法子先生、フロアー賞に酪農学園大学の権平 智先生が選ばれ表彰された。フロアー賞は今回新設され、会場の皆が審査に参加した。

一般講演の発表演題と発表者は以下の通り(発表順、敬称略)。

  • 牛伝染性リンパ腫ウイルスの新規スクリーニング法の確立及び応用
  •  横山優人(麻布大学)ほか
  • 牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)感染牛における臨床型乳房炎の重篤化リスクが増すBLV遺伝子量の指標設定と経済損失
  •  渡邊あい子(麻布大学)ほか
  • 【優秀賞】牛伝染性リンパ腫ウイルス野生株の伝播性解析
  •  村上裕信(麻布大学)ほか
  • 【奨励賞】マイコプラズマ性乳房炎における乳腺組織の炎症応答は乳腺上皮細胞と単核球の相互作用により増強される
  •  今泉法子(酪農学園大学)ほか
  • 【フロアー賞】マイコプラズマ性乳房炎に対する迅速検査技術の検討
  •  権平 智(酪農学園大学)ほか
  • アミノ酸がウシ好中球の活性酸素産生能に及ぼす影響
  •  宗片絵里(酪農学園大学)ほか
  • 飼料用イネとバイパスナイアシンによる泌乳牛の暑熱対策
  •  大澤 玲(埼玉県農業技術研究センター)ほか
  • 酪酸菌NT株・納豆菌NT株及びフェカリス菌NT株含有混合飼料の給与が育成豚へ及ぼす影響
  •  久保田修一(ささえあ製薬株式会社)ほか
  • 食肉製品の腐敗性乳酸菌に対するファージエンドライシンの抗菌効果
  •  小方雅也(麻布大学)

同学会は、2024年に創立50周年を迎える。記念大会のテーマをWebサイトやFacebookで公募する予定。