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日機装株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、金沢大学医薬保健研究域薬学系の玉井郁巳教授らの共同研究グループは、2023年7月10日、世界で初めて、通常の培養条件では観察できなかった腎臓の機能を有した創薬研究用ヒト腎細胞「3D-RPTEC」の開発に成功したと発表した(参照:日機装株式会社Press Information)。
この技術は、創薬研究において、主に動物実験で行っていた薬物の評価を細胞実験に代替できること、また創薬プロセスの効率化に貢献することが期待される。同研究成果は、2023年6月29日科学誌「Drug Metabolism and Disposition」に掲載された。
- 掲載論文
- Improvement of protein expression profile in three-dimensional renal proximal tubular epithelial cell spheroids selected based on OAT1 gene expression: a potential in vitro tool for evaluating human renal proximal tubular toxicity and drug disposition
- 「Drug Metabolism and Disposition」2023年6月29日
日機装株式会社は創薬研究用ヒト腎細胞「3D-RPTEC」を製品化し、研究用として2023年7月から正式販売を開始している。