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■ウェアラブル映像端末で家畜衛生業務の効率化 神奈川県家畜保健衛生所における「スマート畜産」の実証実験

2023-10-17 14:51 | 前の記事 | 次の記事

家畜保健衛生所におけるIoT機器の活用イメージ

農場でウェアラブル映像末端を装着して作業する担当者

東日本電信電話株式会社神奈川事業部は、2023年10月16日、神奈川県とともにスマートグラス(カメラ付き眼鏡型端末)やウェアラブルカメラなどのIoT機器を活用し、家畜衛生業務の効率化を図る実証実験を神奈川県家畜保健衛生所で開始したと発表した。

神奈川県県央・湘南家畜保健衛生所は、県内の畜産振興を目的に、家畜の伝染病予防に関する事務や、家畜疾病の診断、飼養衛生管理の指導などに係る業務を行い、地域における家畜衛生の向上を担っている。その業務従事において「農場におけるIoT機器の耐久性・有用性の検討」があがった。

NTT東日本は、自治体等業務のDXコンサルティングからデジタルプラットフォーム・ソリューションの実装・推進までを共創・伴走型でワンストップ支援するとともに、持続的な発展を可能にする「地域循環型社会」の実現に向け、ロボット技術やAI・IoTなどの未来技術を活用した「スマート畜産」の社会実装を加速させることに取り組んでいる。

そこで両者は、今回の実証実験を行うことになった。

  • 期間:2023年10月5日(木)~2023年11月上旬予定
  • 場所:神奈川県県央家畜保健衛生所
  • 神奈川県湘南家畜保健衛生所
  • 両者の役割分担:
    • NTT東日本:IoT機器検討、活用効果の確認
    • 神奈川県:IoT機器の実証フィールドの提供、活用効果・有用性の確認
  • 期待される効果:現場情報の共有化・データベース化がリアルタイムで図られ、家畜衛生業務の一層の迅速化、高度化が期待される