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東日本電信電話株式会社神奈川事業部は、2023年8月29日、古野電気株式会社、株式会社フルノシステムズ、株式会社長崎牧場と共同で、鳥獣害対策に関するスマート畜産の実証実験を行っていることを発表した。実験にはJA全農が技術協力した(参照:NTT東日本神奈川事業部プレスリリース)。
実証実験の内容は、802.11ah(IoT向け広域無線LAN)を用いたカラスの遠隔監視と対策システムの検証。結果はまだ公表されていない。
§期間
- 802.11ahに適用した遠隔監視・検知:2023年8月3日~2023年8月31日
- AIを活用したカラス対策システム:2023年7月10日~2023年8月31日
§場所
- 長崎牧場(神奈川県南足柄市怒田2476):南足柄産ブランド牛である「相州牛、相州和牛」を飼育
§役割分担
- 東日本電信電話株式会社神奈川事業部:802.11ahに適用した遠隔監視・検知システム環境構築の全体設計、固定通信ネットワークの提供、システム効果の確認
- 古野電気株式会社:802.11ahに適用した遠隔監視・検知システムの機器設置、システム効果の確認
- 株式会社フルノシステムズ:802.11ahに適用した無線通信機器「アクセスポイント」の設置、システム効果の確認
- 全農畜産サービス株式会社:AIを活用したカラス対策システム「音撃カラススナイパー」の運用、システム効果の確認
- 長崎畜産:実証フィールドの提供、鳥獣害対策システム運用後の経営影響の確認
§検証項目:
- 802.11ahに適用した遠隔監視・検知システムの画像品質、有効性
- 肥育現場における、AIを活用したカラス対策システムの捕捉精度、有効性
- 上記システム効果を踏まえての肥育状態の改善度合い