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ファルミナペットフーズ・ジャパン株式会社は、療法食「Vet Life 皮膚ケア-低アレルゲン ポーク&ポテト(犬用)」と「Vet Life 皮膚ケア-低アレルゲン ポーク&ポテト(猫用)」を新発売した。2023年7月3日より日本全薬工業株式会社を通じての販売が始まった。
同製品は、犬・猫の食物アレルギーの食事管理に配慮し、新奇タンパク質であるポークを使用し、オメガ-3脂肪酸や亜鉛が特別に調整された療法食(ドライフード)。
従来からの「Vet Life 皮膚ケア-低アレルゲン ニシン&ポテト(犬用)」に、新しい味の選択肢が増えたことになる。魚を使用したフードが食べられない犬の選択肢としても使用できる。猫用の「Vet Life」においては、新奇タンパク質を使用した、初めての皮膚ケア-低アレルゲン商品となる。
特徴:
- 食物アレルギーと皮膚疾患の食事管理療法に配慮
- タンパク質源に新奇タンパク質であるポークのみを使用
- 単一の炭水化物源に、グルテンフリーのサツマイモを使用
- オメガ脂肪酸(EPAとDHA)を調整
- 亜鉛を適量配合することで、皮膚と被毛の健康維持を助け、元気な毎日をサポート
- タンパク質、脂質、炭水化物の供給源に、単一の原材料を使用
推奨可能な食事管理:
- 食物アレルギーの除去食試験時
- 食物有害反応による皮膚症状
内容量:
- 犬用 800g、2kg
- 猫用 400g、2kg
犬や猫における皮膚食物有害反応(CAFR)の診断において、食物有害反応を引き起こす原因である一般的な食物抗原を知ることで、診断までの除去食試験や食物負荷試験の計画を最適に組み立てることができる。
犬のCAFRに寄与する主な食物抗原は、牛肉、乳製品、鶏肉、および小麦である可能性が最も高いと考えられる。猫では、牛肉、魚、牛乳、鶏肉である可能性が高いと考えられている。
豚肉は、食物抗原である可能性が、犬の場合は2.23%、猫の場合はその他6.67%の中に含まれており、いずれも食物有害反応を引き起こす可能性が低いと言える。
参考文献
- Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals(2):common food allergen sources in dogs and cats.
- Ralf S. Mueller,Thierry Olivry,Pascal Prélaud
- BMC Veterinary Research 2016
- 動物病院関係者の問合せ先:日本全薬工業株式会社
- フリーダイヤル 0120-452-793