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農研機構 生物系特定産業技術研究支援センターは、2023年6月21日、「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」の、2023年度の採択課題(17課題)を決定したと発表した。農林水産・食品分野における政策的・社会的な課題の解決や新たなビジネス創出に向け、研究開発型スタートアップ等による研究開発およびその成果の事業化を支援するもの。
3月1日~3月31日の公募期間に、応募のあった42研究課題を外部有識者で構成される委員会で審査し、17課題が新規に採択された。
研究課題名と研究代表者は以下の通り(敬称略)。
- 養殖魚の腸内フローラ改善で魚病ゼロを目指し生産効率の改善に資する低コスト・高機能γ-オリザノールナノ粒子配合飼料の開発
- 松尾タケル(株式会社SENTANPharma)
- 陸上養殖の収益性・環境影響を予測する「養殖支援ソフトウェア;AQSim」の構築
- 高橋勇樹(北海道大学)
- 産地魚類市場における水産物取引業務を省力化するデジタル化システムの開発
- 江幡恵吾(鹿児島大学)
- 環境DNA技術に基づいた水産資源・水圏環境モニタリングの全自動装置による省力化
- 福場辰洋(国立研究開発法人海洋研究開発機構)
- 分子インプリント高分子固定電極を利用した水産物鮮度・熟成度のモニタリング用ワイヤ型センサの開発
- 吉見靖男(芝浦工業大学)
- 農作物の鮮度保持へ向けた生長制御因子ガス徐放固体材料の開発
- 野呂真一郎(北海道大学)
- 植物への国産ゲノム編集ツールのタンパク直接導入
- 清川一矢(プラチナバイオ株式会社)
- 高濃度の希釈海水を利用した海水農業技術の確立と循環型食料生産システムの構築
- 豊永翔平(株式会社Cultivera)
- 米糠由来機能性タンパク質合成系の開発
- 南 賢尚(NUProtein株式会社)
- 地域未利用資源を有効活用した冷水性高級魚介類を育成するバイオマス飼料の開発
- 森山俊介(北里大学)
- 気候危機・自動化農業に適応する超多収・頑健遺伝子型植物のスマート育種によるプロセスイノベーション
- 富田因則(静岡大学)
- コオロギ原料の高機能化による代替タンパク質創出
- 葦苅晟矢(株式会社エコロギー)
- ゲノム情報を駆使したイナゴマメ細胞培養による増粘多糖類生産のモデル化
- 日渡祐二(宮城大学)
- ブタのオス産み分け基本技術の開発
- 白川晃久(ルラビオ株式会社)
- 牡蠣養殖生産を向上させる自立型海底水揚水装置SPALOW(Solar-Powered AirLift for OceanWater):実用化・普及化に向けた改良
- 小池一彦(広島大学)
- 畜産動物の廃棄骨を循環的に利用するリン酸肥料製造法の実用化と生長効果の検証
- 森本康一(近畿大学)
- カーボンクレジット創出に関わるドローンからの森林資源量解析技術の開発
- 大西信徳(DeepForestTechnologies株式会社)