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2022-23シーズンの高病原性鳥インフルエンザは、家禽においては4月7日に発生した千歳市の84事例目以降は発生していない。
また野鳥においては、242例目(札幌市、4月19日回収のハシブトガラスの死亡個体、H5亜型)、241例目(山形県飯豊町、4月20日回収のハシブトガラスの死亡個体、H5亜型)以降の発生例はなく、それぞれの野鳥監視重点地域指定が、5月17日、5月18日に解除されている。
この解除を受けて、環境省は高病原性鳥インフルエンザに係る野鳥サーベイランスの対応レベルを、5月18日に「3」から「2」へ、そして5月19日に「1」へ引き下げた。
4月の野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)では、兵庫県淡路市で計100個の糞便を採取し検査されたが、全て陰性であった(6月2日発表)。この調査は、例年秋から翌年4月までのものである。
§野鳥サーベイランスの対応レベル
- 対応レベル1:発生のない時(通常時)
- 対応レベル2:国内単一箇所において、国内の野鳥、家きん及び飼養鳥で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合(国内単一箇所発生時)
- 対応レベル3:国内単一箇所発生から28日以内に国内の他の箇所において、国内の野鳥、家きん及び飼養鳥で感染が確認された場合(国内複数箇所発生時)