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■鳥インフルエンザの発生動向 2023年2月

2023-03-06 16:40 | 前の記事 | 次の記事

2023年2月の鳥インフルエンザに関する情報を、農林水産省と環境省の報道発表を元にまとめています。詳細は以下のサイトを参照下さい。

  • 2月1日(家禽71例目):
  • 埼玉県日高市の家禽農場(ウズラ約13.5万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月31日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、埼玉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月1日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月2日17:30に防疫処置が完了。2月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月24日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 2月2日(家禽72例目):
  • 茨城県かすみがうら市の家禽農場(ホロホロ鳥等約4,800羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月1日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、茨城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月2日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。岩手県1農場、宮城県1農場、熊本県1農場の疫学関連農場あり(発生農場から移動した家禽約500羽が疑似患畜)。2月5日16:00に防疫処置が完了。2月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月27日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 2月3日(家禽73例目):
  • 茨城県八千代町の家禽農場(採卵鶏約111万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月2日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、茨城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月3日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月24日16:00に防疫処置が完了。
  • 2月3日(家禽74例目):
  • 鹿児島県鹿屋市の家禽農場(肉用種鶏の育雛約2.4万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月2日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、茨城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月3日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月4日17:00に防疫処置が完了。2月8日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月26日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 2月7日:家禽36、42、49例目(広島県世羅町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 2月8日:家禽51例目(広島県世羅町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 2月10日(家禽75例目):
  • 千葉県横芝光町の家禽農場(アヒル約5,000羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月9日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、千葉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。埼玉県春日部市1農場、熊谷市1農場の疫学関連農場あり(アヒル合計約600羽)。2月10日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月12日12:00に防疫処置が完了。2月15日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。
  • 2月10日(家禽76例目):
  • 茨城県坂東市の家禽農場(採卵鶏約115羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。2月9日に異常がみられるとの通報を受け、茨城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。2月10日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月15日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月24日14:30に防疫処置が完了。
  • 2月14日(飼養鳥9例目):
  • 東京都日野市の飼養施設で、2月11日、14日に死亡・衰弱したツクシガモ5羽について簡易検査で4羽がA型陽性であったと環境省が発表。同飼養施設の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 国立環境研究所の確定検査でH5亜型が検出されたと2月17日に発表。飼養鳥9例目の事例となる。
  • 2月20日:環境省は1月分の野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)結果を発表。6県で560個の糞便を採取して検査。高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されなかった。
  • 2月13日(飼養鳥10例目):
  • 東京都日野市の飼養施設で、2月13日に死亡したソデグロヅル1羽の簡易検査がA型陽性であったと環境省が発表。同飼養施設の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 国立環境研究所の確定検査でH5亜型が検出されたと3月1日に発表。飼養鳥10例目の事例となる。