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農林水産省は、2022年12月2日、都道府県からの報告を基にとりまとめた「令和3年度の野生鳥獣による農作物被害状況」を発表した(参照:農林水産省プレスリリース)。
全国の農作物被害は約155億円で前年度に比べて約5.9億円減少した。被害面積は約3万3千haで、これも前年度に比べて減少している。ただし被害量は約46万2千tと前年度よりも2千t増加している。
- イノシシによる被害額39億円(対前年度6.4億円減少)
- サルによる被害額8億円(対前年度1.0億円減少)
- カラスによる被害額13億円(対前年度0.7億円減少)
- シカによる被害額61億円(対前年度4.6億円増加)
被害をもたらす鳥獣は以下の通り。
- 鳥類:カラス、カモ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハト、その他(キジ、サギ)
- 哺乳類:シカ、イノシシ、サル、ハクビシン、クマ、アライグマ、カモシカ、タヌキ、ネズミ、ウサギ、ヌートリア、その他(モグラ、マングース、タイワンリス、キョン)