JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■「飼い主350人アンケート」しつけで愛犬を叩いたことのある飼い主は42人 株式会社PLAN-B

2022-12-27 11:25 | 前の記事 | 次の記事

調査結果の一部

株式会社 PLAN-Bは、2022年12月12日、運営する犬の情報発信メディア「INUNAVI」で、「わんちゃんのしつけ・虐待」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は全国の犬の飼い主350人を対象に実施したもの。

  • 調査方法:インターネット調査
  • 対象者:全国の犬の飼い主さん350人(女性256人/男性94人)
  • アンケート実施期間:2022年11月22日~11月24日

発表された調査結果のまとめは以下の通り。

  • わんちゃんにしつけが必要な理由は、「他人に迷惑をかけないため」「犬と人間がより幸せに暮らすため」と考える飼い主が多く見られたが、一方で「周囲から嫌な目で見られる」「飼い主のストレスがたまらないため」とする飼い主もいた。
  • 愛犬のしつけの参考は「ペットに関するインターネットサイト」が219人と最多。「SNS」68人や「インターネットの質問サイト」60人など、ネット関連の情報を参考にする飼い主が多い結果に。
  • 愛犬のしつけに「叩く・殴る・蹴る・投げる」をしたことのある飼い主は42人おり、叩く理由として「やってはいけないと教えるのに一番早い方法だと思ったから」というコメントも見られた。
  • ほかの飼い主がわんちゃんを殴る・蹴るなどを見たことが「ある」と回答した飼い主は42.6%おり、見た飼い主からは「心が痛い。しつけと虐待はちがう」といったコメントが見られた。また、しつけと虐待の境界は「わんちゃんに痛みを与えるかどうか」と考えている飼い主が多い傾向にあった。
  • わんちゃんを室内飼いすべきかについて「犬種による」が52.6%で最多だが、理由は「抜け毛が多い時期は抜け毛が終わるまでは外で」や「小さな子供がいると万が一のことを考えると外飼いでないと安心できないのでは」など飼い主の都合が多く挙げられていた。
  • ひどい状態で外飼いされているわんちゃんを見たら「通報すると思う」と回答した飼い主は56.0%と多いが、実際に通報したことのある飼い主は0.6%にとどまり、「通報先がわからない」「基準があいまい」といった課題が残ることとなった。
  • わんちゃんの虐待を防ぐためには「飼い主の免許制度」「動物に対する法の厳罰化」などが挙げられており、簡単に飼育できないようにすることを求める声が多かった。