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■急速発酵乾燥資源化装置ERSシステムを山口県酪農農業協同組合が採用 株式会社JET

2022-12-23 14:32 | 前の記事 | 次の記事

ERSシステムによる糞尿処理イメージ図

株式会社JETは、2022年12月16日、同社の急速発酵乾燥資源化装置ERSシステムが、山口県酪農農業協同組合が取組主体となる畜産クラスター事業に採用されたと発表した(参照:株式会社JET ニュースリリース)。

これまでにも株式会社リオグランデ(静岡県富士宮市)、株式会社トップファーム(北海道常呂郡)、農事組合法人長崎有機センター(長崎県大村市)の3件の畜産クラスター事業でERSシステムが採用されている。

§ERSシステムの特徴

ERSシステムは家畜糞尿、し尿・排水汚泥、食品残渣などの水分を多く含む廃棄物であっても高速で発酵処理できるように設計されている。

  • 排水、悪臭の発生なし:処理中に排出される投入物中の水分は脱臭後に蒸散するため、排水が発生しない(排水設備が不要)。また、装置内部では真空状態のなか、微生物が投入物に含まれるアンモニアを分解するため、悪臭も放たない。
  • 成果物の含水率を機械的に設定可能:機械的制御により成果物の含水率を設定できる。成果物を液肥にする場合は含水率80%程度に設定する。成果物をバイオマス燃料にする場合は含水率20%程度に仕上げることで良質な燃料になる。
  • 処理スピードが速い:装置内部は沸点が50~70℃となるよう減圧し、土着菌にとって最適な活動環境を制御することにより、水分の多い投入物でも高速で発酵乾燥処理する。
  • 均質な成果物が生成できる:ERSシステムでの発酵乾燥処理により、発酵度合いや水分のムラがなく均一な品質の成果物が生成できる。成果物は、燃料、肥料、飼料、敷料として活用できる。

肉牛業界でのERSシステムの導入実績が増えており、今後は酪農業界において今以上にERSシステムの普及を目指すとのこと。また、近年ではERSシステムの導入について養鶏農家や養豚農家からの問合せが増えているなか、同社ではERSシステム1台で「日常の糞尿処理」と「感染症発生時の防疫措置(レンダリング殺菌処理)」の両方が実施できることを実証するための準備段階に入っている。