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■茨城県初の介助犬貸与へ向けて訓練開始

2022-12-12 15:26 | 前の記事 | 次の記事

3月に行われた体験入所の際の青戸さんと候補犬クレア

社会福祉法人日本介助犬協会は、2022年12月3日、現在介助犬の実働頭数がゼロの茨城県へ初となる介助犬貸与に向けて合同訓練を開始した。

合同訓練に入ったのは茨城県在住の青戸有紀さん。遠位型ミオパチ―と疾病による両上肢および両下肢機能障害があり、短距離であれば歩行器を使用して歩けるものの、長距離移動は簡易電動車椅子を使用して生活している。同会のWith Youプロジェクトに興味を持ち、問い合わせたことをきっかけに、進行性の病気で将来に不安もある中、介助犬との生活に希望を持ち、With Youプロジェクトではなく介助犬を希望。実際に介助犬を持つことができたら就労もしてみたいとコメント。

青戸さんは12月3日から介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~(愛知県長久手市)にて宿泊しながら候補犬クレアとの訓練を行っており、その後、12月末頃から自宅での在宅訓練を経て、指定法人による認定審査へ向かう。コロナ禍による合同訓練のため、基礎疾患を有することの多い肢体不自由者に対しては最大限の配慮が必要となる。協会ではコロナ禍以降合同訓練を中止していた時期もあったが、感染症予防を徹底した上で再開し、現在青戸さん以外にも愛知県在住の方が認定を目指し合同訓練を行っている。