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■動植物や食品の蛋白質解析サービス事業「ai-PoP」をスタート aiwell株式会社

2022-10-31 16:05 | 前の記事 | 次の記事

「ai-PoP」の実用化イメージ

東京工業大学発ベンチャー認定企業aiwell株式会社は、2022年9月21日、住友商事北海道株式会社と共同で、北海道での人や動植物、食品など様々な蛋白質の解析サービス「ai-PoP」の販売を始めたと発表した(参照:aiwell WebサイトNEWS)。aiwell社は、次世代の蛋白質網羅的解析技術「AIプロテオミクス」の実用化と社会実装を進めている。

aiwell株式会社は、生体内の遺伝子産物を網羅的に解析するプロテオミクスの基盤技術である二次元電気泳動法を用いて、画像化された血中蛋白質のデータをAIで解析することに成功し、様々な病気や怪我を起こす一歩手前の状態を発見できる技術として注目されている。

これまでにも同社は、農場との牛や豚の生産効率化、専門機関との競走馬の怪我や病気の早期発見、スポンサーとしても関わるプロスポーツチームでの健康管理など、北海道を重点地域として蛋白質の解析サービスに向けた様々な研究開発、提案を行ってきた。

2020年9月より、住友商事北海道株式会社と同研究におけるプロジェクトチームをつくり、共同事業を進めてきた。その成果として、「ai-PoP」の販売を開始した。北海道の畜産業・農業・漁業や食品産業等での生産性向上や安全でおいしい食品づくりへの貢献が期待できる。