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■猫の全身性高血圧症治療「セミントラ10mg/mL 経口液猫」ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン

2022-09-16 15:03 | 前の記事 | 次の記事

「セミントラ10mg/mL 経口液猫」

ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社は、2022年9月1日、猫の慢性腎臓病と高血圧症に対する新たな治療薬として「セミントラ10mg/mL 経口液猫」を新発売した。

  • 猫の全身性高血圧症治療の適応を有する日本初の治療薬。
  • テルミサルタンを有効成分とするアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬で、慢性腎臓病と高血圧症に関与するRAAS(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系)を効果的に抑制し、慢性腎臓病と高血圧症を同時にコントロール。
  • 液剤のため投与量を調整しやすい。無味無臭で食事の影響も受けず、フードに混ぜたりかけての投与が可能。専用のシリンジを使って猫の口への直接投与も可能。International Cat Careが認定する「easy to giveアワード」を受賞。
  • 有効成分および含量:テルミサルタン10mg/mL
  • 効能・効果:猫の慢性腎臓病(慢性腎不全)における尿蛋白の漏出抑制。全身性高血圧症の治療。
  • 慢性腎臓病(慢性腎不全)における尿蛋白の漏出抑制:
  • 同剤を1日1回、体重1kg当たりテルミサルタンとして1.0mg(製剤として0.1mL/kg)を、専用の計量シリンジ(mL目盛り)を用いて直接経口投与する。必要な場合には少量(小さじ程度)の食餌に混ぜて投与する。
  • 全身性高血圧症の治療:
  • 同剤を1日1回、体重1kg当たりテルミサルタンとして2.0mg(製剤として0.2mL/kg)を、専用の計量シリンジ(mL目盛り)を用いて直接経口投与する。必要な場合には少量(小さじ程度)の食餌に混ぜて投与する。治療により、収縮期血圧が適切に管理できている場合には、0.5mg/kgずつ減量することができる。また、治療の過程で必要に応じて再度2.0mg/kgまで増量することができる。