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ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社は、全国の猫の飼い主男女600名を対象に猫の高血圧症に関する意識調査を実施し、結果を2022年5月11日に発表した。猫の飼い主の「猫の高血圧症の認知度」は13.3%にとどまることがわかった。
プレスリリース:https://www.boehringer-ingelheim.jp/press-release/20220511_01
- 調査目的:猫オーナーさんにおける、高血圧症に関する認知度や意識の把握
- 調査期間:2021年12月17日~2021年12月19日
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者:全国の猫オーナーさん600名
- 監修:東京猫医療センター院長 服部幸先生
- 調査協力:楽天インサイト株式会社
調査では知っている「猫の病気」を複数選択で尋ねた。高血圧症の認知度は13.3%で、高血圧症と関係があり、よく知られている慢性腎臓病の認知度も36.3%と決して高い数字ではなかった。
猫の健康維持・健康管理のために猫の血圧を測ることを認識していた方は22.0%であった。さらに、猫の健康維持・健康管理のために血圧測定をすることを知っている方においても、1年以内に愛猫の血圧を測ったことがあると回答した人は、そのうちの51.6%と半数程度であった。
§監修の東京猫医療センター院長の服部 幸先生のコメント
本調査の結果から、猫の高血圧症について広く知っていただくために、正しい情報を猫オーナーさんにお伝えしていくことが重要だと改めて感じました。高血圧症による症状は変化が見えづらく、飼い主さんが症状に気づいた時点では、既に進行しているケースもあります。高血圧症は早期発見が重要です。猫の高血圧症やその影響について正しく理解し、日ごろから愛猫の様子を観察して異常が続く場合は獣医師に相談する、定期的に健康診断を受け血圧測定を行うなど、早期発見につながる行動へと結びつくことを願います。