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■原発事故で被ばくした牛たちを守りたい クラウドファンディングで支援を募る

2022-05-10 17:22 | 前の記事 | 次の記事

東日本大震災での事故を起こした原発から20km圏内の牛たちは移動ができず、ほとんどが安楽殺処分となったが、一部の牛は畜産農家に守られながら生き続けている。一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会は、それらの被ばくした牛たちの研究を継続している。その牛群は生活環境調査や健康診断が定期的に行われ、被ばく線量も把握されている貴重なもの。現時点では、放射線による明確な結果は出ていないが、牛群が天寿を全うするまでの飼育観察を目指している。研究に必要な経費は、研究者の研究費でまかなわれるが、飼育費は農家に重い負担となっている。

現在飼育されている約70頭の牛たちの冬季の飼料代等への支援をクラウドファンディングで呼びかけている。

READYFOR「原発事故で被ばくした牛たちを守り、科学的根拠なく安楽殺しない未来を」

  • 目標額:600万円(5月10日8:30時点で4,159,000円)
  • 期間:2022年4月11日12:00~6月10日23:00

また原発事故被災動物と環境研究会は2022年5月28日に公開シンポジウム「帰還困難区域の牛たち~被ばく牛と生きる~」を東京大学で開催する。