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宮崎県は2022年2月24日に「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症した宮崎市内の80代女性の感染原因は、亡くなった地域猫の体液(血液を含む)に素手で触れてしまったことによる可能性が高い」と発表していたが、原因を宮崎大学の医学と獣医学の先生方が連携して突き止めた。
追跡調査を行ったのは宮崎大学の医学部附属病院と産業動物防疫リサーチセンター。産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)では、動物のSFTSウイルスのPCR検査による診断を実施している。
また同大学は「宮崎大学ではSFTSウイルスによる人や動物の健康被害を減少させるべく医学・獣医学が連携してSFTSの病態解明、迅速診断キット開発などの研究開発を進めています。宮崎県の皆様へ貢献することが私たちの使命です」とコメントしている。