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■養鶏用ワクチン「バキシテック HVT+IBD」ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン

2021-12-14 21:08 | 前の記事 | 次の記事

代表取締役社長のミッシェル・コレニオンさん

「バキシテック HVT+IBD」

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社は、2021年10月、養鶏用ワクチン「バキシテック HVT+IBD」の全国展開を開始し、メディア説明会を11月25日に行った。

国内の産業動物用医薬品市場は卸出荷ベースで約800億円、そのうち鶏用は16%の130億円である。鶏用医薬品のうちワクチンは108億円の市場規模で、そのなかで同社は業界8位にある。「バキシテック HVT+IBD」の投入により、養鶏への貢献とともにシェアの拡大をはかる。

「バキシテック HVT+IBD」はベクターワクチンであり、鶏用としては日本初のベクターワクチンとなる。2006年にブラジルで販売されてから、100か国以上で流通し、鶏用ワクチンとして売上げベースで、世界No.1ブランドとなっている。

国内認証においては、環境省による生物多様性影響評価承認の取得(2016年9月23日)、内閣府食品安全委員会の食品健康影響調査評価のクリア(2020年10月27日)、動物用医薬品として農林水産省の承認(2020年11月25日)と3つの承認を経ている。

特長:

  • 移行抗体の影響を受けずに確実にテイク
  • 免疫の谷間を作らず終生防御
  • ファブリキウス嚢を萎縮させない
  • リアクションを気にせずどんな鶏種でも使用可能
  • 孵化場でのワンショットで出荷まで防御
  • 1つのワクチンでマレック病とIBDから鶏を防御
  • 主剤:伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス由来VP2蛋白発現遺伝子挿入七面鳥ヘルペスウイルスvHVT013-69株(シード)
  • 効能・効果:鶏の伝染性ファブリキウス嚢病及びマレック病の予防
  • 使用方法:別売りの溶解用液(品名:マレック溶解用液「BI」バッグ)で溶解し、規定量を発育鶏卵に卵内もしくは初生ひなに皮下接種する。
  • 貯法:液体窒素容器内