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■養鶏用ワクチン「バキシテックHVT+IBD」ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン

2021-09-30 14:07 | 前の記事 | 次の記事

「バキシテック HVT+IBD」の成分・含量

ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社は、2021年9月27日、マレック病(VP2蛋白発現遺伝子導入七面鳥ヘルペスウイルス)生ワクチン(シード)「バキシテック HVT+IBD」の全国展開を10月より開始すると発表した。

「バキシテック HVT+IBD」は、伝染性ファブリキウス嚢病(以下、IBD)と、マレック病の2つを1剤で予防できる日本初の鶏ワクチン。孵化場でワクチン接種が完結するため農場でのIBD生ワクチン接種が不要になる。

「バキシテックHVT+IBD」は、七面鳥ヘルペスウイルス(以下、HVT)のゲノムにIBDウイルスのVP2遺伝子を挿入した養鶏用ベクターワクチン。移行抗体の影響を受けやすい、鶏群の免疫レベルがばらつく、飲水投与が煩雑である、などといった従来のIBD生ワクチンの課題を改善し、移行抗体の影響を受けず効果を発揮する。ファブリキウス嚢を委縮させることもない。また、従来のマレック病ワクチンと同じように孵化場で接種でき、早期に免疫を誘起してその抗体が終生持続するため、1回の接種で鶏群を出荷までマレック病とIBDから防御する。

  • 効能・効果:鶏の伝染性ファブリキウス嚢病及びマレック病の予防
  • 用法・用量:別売りの溶解用液(品名:マレック溶解用液「BI」バッグ)で溶解して使用する。
  •  卵内接種-凍結ワクチンを素早く融解後、1羽当たり0.05mLとなるよう1アンプルを100mLの溶解用液で溶解し、18~19日齢の発育鶏卵に1用量(0.05mL)を卵内接種する。
  •  皮下接種-凍結ワクチンを素早く融解後、1羽当たり0.2mLとなるよう1アンプルを400mLの溶解用液で溶解し、初生ひなに1用量(0.2mL)を皮下接種する。