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■福島第一原子力発電所事故後に逸出した家畜豚遺伝子のゆくえ

2021-07-16 11:57 | 前の記事 | 次の記事

福島大学共生システム理工学研究科の兼子伸吾准教授、ドノヴァン・アンダーソン研究員(現筑波大学アイソトープ研究動態研究センタ―)を中心とする研究グループは、大熊町や浪江町とその周辺に生息するイノシシを対象にDNA分析を行い、震災後に逸出した家畜豚に由来する遺伝子の広がりについて検証した。

その結果、豚の遺伝子が一定割合で存在するものの、交雑系統と純粋なイノシシとの戻し交配によって、その割合は低下していく可能性が高いことを明らかにした。