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■市販鶏卵のサルモネラ汚染状況 農林水産省

2021-06-18 17:24 | 前の記事 | 次の記事

農林水産省(担当:消費・安全局食品安全政策課)は、2021年6月14日、2020年度の市販鶏卵のサルモネラ汚染状況調査結果を発表した。

全国1,870点の鶏卵(1点あたり鶏卵20個)を購入し、卵殻と卵内容に分けて、サルモネラの検査を行った。

卵殻は6点(0.3%)からサルモネラ(うち1点はSalmonella Enteritidis)が分離され、卵内容は1点(0.05%)からS.Enteritidisが分離された。混合した20個の鶏卵のうち1個が汚染されていたと仮定すると、卵内容がS.Enteritidisに汚染された市販鶏卵の割合は0.0027%程度と試算された。

調査結果から、「農場から食卓まで」のフードチェーン全体での取組によって、内閣府食品安全委員会の研究事業報告(平成22年)平成19年度調査結果と同様、市販鶏卵のサルモネラは低い水準で保たれていると考えられた。