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■ガンカモ類が10年前と比べ減少 環境省の生息調査

2021-06-02 16:44 | 前の記事 | 次の記事

環境省は、2021年5月28日、「第52回ガンカモ類の生息調査(全国ガンカモ一斉調査)」結果の速報を公表した。

調査はボランティアなど約3,500人の調査員により全国約8,600地点で2021年1月17日頃に実施された。その結果、全国でハクチョウ類 約6万8,500羽(4種)、ガン類 約11万3,700羽(8種)、カモ類 約144万3,900羽(29種)が観察された。

10年前(2011年実施、調査地点は約8,900地点、調査者数は約4,400名)の観察数と比べると、ハクチョウ類は約2%増加、ガン類は約33%減少、カモ類は約14%減少であった。

ただし、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の発出に伴い、東京都では調査を全面中止、兵庫県では一部中止となっている。

この調査はガンカモ類の冬期生息状況の把握を目的として、1970年から毎年1月に実施されている。今回発表されたのは暫定値であり、8月頃に確定値がまとめられる。