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日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社とベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社は、2021年4月27日、2020年業績発表会をオンラインで行った。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンの売り上げは卸売り出荷ベースで232億円で、前年比6.0%増であった。
コンパニオンアニマル部門、ライブストック部門ともに主体は予防薬であり、コンパニオンアニマルではペット用駆虫薬のネクスガードブランド、ライブストック部門では豚用ワクチンのインゲルバックブランドの販売が好調とのこと。ネクスガードは、新TVCMでペットの健康の重要性とブランド認知を強化する。
新型コロナ治療薬の研究開発のことも紹介された。ケルン大学病院、マールブルク大学、ドイツ感染症研究センターとの共同開発で、新たなSARS-CoV-2中和抗体であるBI 767551の第1相/第2a相臨床試験が開始されている。
働き方や人材育成の話題にも触れた。ベーリンガーインゲルハイムは世界で5万2千人の従業員がいるが、4万人はリモートワークを行い、コロナ禍に対応している。また日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社の3社における役員の女性比率は40%、在籍者の国籍も22か国と多様で、ダイバーシティが実現した職場となっている。