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■犬の皮膚病の悩みのアンケート調査 ゾエティス・ジャパン株式会社

2021-04-19 17:24 | 前の記事 | 次の記事

治療を開始して回復する前の負担や悩み

現在の治療法

治療による負担や悩みの変化

ゾエティス・ジャパン株式会社は、2021年4月14日、犬の皮膚病の悩みに関するアンケート調査結果を発表した。犬アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚病を抱える犬の飼い主515名を対象に、皮膚疾患の悩み・課題に関する実態調査を実施したもの。

「皮膚病を持つ犬のオーナーの悩み・課題に関する実態調査」

  • 調査期間:2021年3月18日~3月20日
  • 調査対象:犬アトピー性皮膚炎を持つ飼い主103名、犬アトピー性皮膚炎以外の皮膚病を持つ飼い主412名
  • 調査方法:インターネット調査
  1. 治療を開始して回復する前の負担や悩み
    • 「愛犬が痒そうにしている様子をみるのが辛い」86.6%
    • 「愛犬の皮膚の状態や治療が心配」83.7%
    • 「他のオーナー若しくは周りの人の視線が気になる」47.0%
    • 「治療費が負担」76.9%
    • 「定期的な通院が負担」69.9%
    • 「毎日の皮膚のケアに時間が取られている」57.7%
    • 「フケなど部屋の掃除が大変」50.1%
  2. 通院前に気になった症状、行動
    • 最も多い症状が「皮膚が赤くなる」51.3%
    • 次いで「フケが多く出る」32.2%
    • 最も多い行為は「皮膚を掻く」42.3%
    • 次いで「皮膚を舐める」が33.0%
  3. 周りの人の視線が気になる理由は
    • 「愛犬がかわいそうと思われている気がする」57%
    • 「ケアしていない悪いオーナーと思われている気がする」48.8%
    • 「他の犬に感染すると思われている気がする」43.0%
    • 「近づかない方が良い」「不潔にしているのではないか」と、他者からの心無い言葉を掛けられたケースもあった。
  4. 現在の治療法は
    • 「外用ステロイド剤」41.0%
    • 「経口ステロイド剤」30.9%
    • 「外耳炎薬」30.7%
    • 「アポキル錠」14.0%
    • 「犬インターフェロンγ」13.2%
    • 「サイトポイント」12.6%
  5. 治療による負担や悩みの変化
    • 7割以上の飼い主が治療によって、「痒そうな様子を見るのが辛い」「皮膚状態や治療が心配」「周りの人の視線が気になる」などの心理的負担が軽減されたと回答。
    • 「定期的な通院」、「毎日のケア」、「フケなど部屋の掃除」も6~7割程度の飼い主が軽減したと回答。
  6. コロナ禍前との変化
    • 「コロナ禍で愛犬との関わりが増えた」82.1%
    • 「オーナーが皮膚の変化に気づくようになった」77.7%

参考サイト:「犬の痒み.com