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ゾエティス・ジャパン株式会社は、2021年4月14日、犬の皮膚病の悩みに関するアンケート調査結果を発表した。犬アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚病を抱える犬の飼い主515名を対象に、皮膚疾患の悩み・課題に関する実態調査を実施したもの。
「皮膚病を持つ犬のオーナーの悩み・課題に関する実態調査」
- 調査期間:2021年3月18日~3月20日
- 調査対象:犬アトピー性皮膚炎を持つ飼い主103名、犬アトピー性皮膚炎以外の皮膚病を持つ飼い主412名
- 調査方法:インターネット調査
- 治療を開始して回復する前の負担や悩み
- 「愛犬が痒そうにしている様子をみるのが辛い」86.6%
- 「愛犬の皮膚の状態や治療が心配」83.7%
- 「他のオーナー若しくは周りの人の視線が気になる」47.0%
- 「治療費が負担」76.9%
- 「定期的な通院が負担」69.9%
- 「毎日の皮膚のケアに時間が取られている」57.7%
- 「フケなど部屋の掃除が大変」50.1%
- 通院前に気になった症状、行動
- 最も多い症状が「皮膚が赤くなる」51.3%
- 次いで「フケが多く出る」32.2%
- 最も多い行為は「皮膚を掻く」42.3%
- 次いで「皮膚を舐める」が33.0%
- 周りの人の視線が気になる理由は
- 「愛犬がかわいそうと思われている気がする」57%
- 「ケアしていない悪いオーナーと思われている気がする」48.8%
- 「他の犬に感染すると思われている気がする」43.0%
- 「近づかない方が良い」「不潔にしているのではないか」と、他者からの心無い言葉を掛けられたケースもあった。
- 現在の治療法は
- 「外用ステロイド剤」41.0%
- 「経口ステロイド剤」30.9%
- 「外耳炎薬」30.7%
- 「アポキル錠」14.0%
- 「犬インターフェロンγ」13.2%
- 「サイトポイント」12.6%
- 治療による負担や悩みの変化
- 7割以上の飼い主が治療によって、「痒そうな様子を見るのが辛い」「皮膚状態や治療が心配」「周りの人の視線が気になる」などの心理的負担が軽減されたと回答。
- 「定期的な通院」、「毎日のケア」、「フケなど部屋の掃除」も6~7割程度の飼い主が軽減したと回答。
- コロナ禍前との変化
- 「コロナ禍で愛犬との関わりが増えた」82.1%
- 「オーナーが皮膚の変化に気づくようになった」77.7%
参考サイト:「犬の痒み.com」