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DMMグループの株式会社DMM Agri Innovationは、2021年3月26日、農林水産省の補助事業対象「ジビエ処理施設パッケージ」の提供を自治体や企業向けに開始した。同社は、株式会社TSJおよび金沢機工株式会社と業務提携し、ジビエ簡易加工処理施設と残渣炭化装置の運営と販売を行うと2月24日に発表していた。
同パッケージは、「被害」から「資源」へ新しいジビエ流通を実現するプロジェクトの一貫として、安心安全で持続可能なジビエ流通のため、ジビエ処理施設の建設・運営までを一括にまとめた内容となっている。株式会社DMM Agri Innovationは「鳥獣被害対策だけでなく、ジビエを資源化・ブランド化することで、一気通貫したサイクルを創ることを目指してまいります」とコメントしている。
ジビエ処理施設は、建設に最低でも数千万~数億円かかるとされているのに対し、同パッケージは3,000万円での提供が可能で、農林水産省の補助事業対象のため、設立費用の2/3を助成金で賄うことが可能。
またDMMが提供するパッケージでは、地域住民・猟友会の方への説明や運営が軌道にのるまで運営代行を実施し、従来のジビエ処理施設が抱えている、建設しても運営がうまくいかない、事業全体の黒字化が難しい、地元住民からの反対意見が多い、猟友会からの了承が得られないという課題の解決にも取り組む。
§農林水産省補助事業対象「ジビエ処理施設パッケージ」内容
- 簡易食肉加工処理施設「かいたい君NEO」
- 機能性があり、設置スペースを最小限にしている。食品衛生法対応の食肉処理施設ユニットシリーズ。
- 残渣炭化装置
- 食肉として扱うことのできない(捕獲後時間が経過し過ぎた、病気を持っている等)個体を炭化することができる。
- 問合せ:E-mail dmm-agri(アットマーク)dmm.com