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湧永製薬株式会社は、2021年3月17日、東京・帝国ホテルで記者セミナーを行った。
同社はよりグローバルな業務展開を行っていくことを示すように「新グローバルコーポレートロゴ」を発表した。同日より使用されている。
まず、代表取締役の湧永寛仁 氏が講演し、創製・導出した抗菌剤(セフトロザン、Baxdela)、試薬・診断薬事業でのHLAタイピング試薬など、そして主力の熟成ニンニク抽出液を配合した医薬品、健康補助食品、機能性食品などについて述べた。
同氏は熟成ニンニク抽出液の犬の歯肉炎、歯周炎に対する改善効果の研究を進めていることも発表した。人の臨床試験で効果が確認されており、犬でも同様の効果が期待され、症状や口臭の改善への応用に向けての研究開発が進められている。
同社はドラッグストアなどで販売されている犬用のサプリメントの「ワンサポート」を販売しているが(JVMニュース記事、写真参考)、同製品よりもグレードの高い製品開発を目指している。
当日は同社の研究者により、熟成ニンニク抽出液が、免疫を高めたり健全な血管機能の維持する作用があることの解説も行われた。それらの効果はCOVID-19の重症化を防ぐことにもつながり、免疫力を高めるとされる「Kyolic FORMULA 103」は2020年に米国で品切れが起こるほど販売が好調だったとのこと。
同社は国内では2020年12月から2021年1月に機能性表示食品の「キョーリック DHA&EPA」と「キョーリック アスタキサンチン」、栄養機能食品の「キョーリック 葉酸+鉄」を新発売している。