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■高病原性鳥インフルエンザの発生 2020年12月21日~12月27日

2021-01-05 14:07 | 前の記事 | 次の記事

12月21日~12月27日までの鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた(農林水産省WEBサイト)。

  • 12月21日:28例目(香川県三豊市)および30例目(宮崎県宮崎市)の遺伝子検査の結果が判明。いずれもH5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月21日:環境省は奈良県吉野郡大淀町で、12月20日に回収されたオオタカ1羽の死体でのA型鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査結果が陽性と発表。鳥取大学で確定検査が実施される。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月21日:環境省は23例目(滋賀県東近江市)発生に伴う野鳥緊急調査(12月16日~17日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月21日:環境省は北海道古平郡古平町で12月8日に回収され、遺伝子検査で陽性となったマガモ1羽の死体の確定検査(北海道大学が実施)結果を発表。ウイルスは検出されなかった。15日に指定した野鳥監視重点区域は解除。
  • 12月21日:環境省は大分県宇佐市で12月11日に回収され、遺伝子検査で陽性となったマガモ1羽の死体の確定検査(鳥取大学が実施)結果を発表。ウイルスは検出されなかった。15日に指定した野鳥監視重点区域は解除。
  • 12月21日:環境省は野鳥国内10例目(岡山県小田郡矢掛町)と22例目(岡山県美作市)発生に伴う野鳥緊急調査(12月14日~16日)の結果を発表。共に野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月21日:徳島県が29例目の防疫措置を完了。
  • 12月21日:農林水産省は以下の疫学調査チームの現地調査概要を発表。
  • 12月22日:環境省は24例目(宮崎県宮崎市)と26例目(宮崎県日向市)発生に伴う野鳥緊急調査(12月16日~17日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月22日:鹿児島県出水市の死亡野鳥が陽性であったと環境省が発表(野鳥国内20例目)。12月18日に回収し、簡易検査で陽性となったナベヅル1羽を鹿児島大学が確定検査を実施し陽性(H5N8亜型)。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月22日:環境省は鹿児島県出水市で12月18日に回収され、遺伝子検査で陽性となったオナガガモ1羽の死亡個体の確定検査結果が陰性であったと発表。鹿児島大学が検査を実施。12月19日に指定された野鳥監視重点区域は解除。
  • 12月23日(31例目):
  • 香川県三豊市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。香川県は対策本部会議を開催。香川県での13例目で、うち12例は三豊市で発生。
  • 肉用鶏約2.6万羽を飼養
  • 12月22日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 12月23日:環境省は31例目(香川県三豊市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月23日:環境省は27例目(高知県宿毛市)の発生に伴う野鳥緊急調査(12月22日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月23日:環境省は鹿児島県出水市で12月22日に回収されたオシドリ1羽の衰弱個体での簡易検査結果が、A型鳥インフルエンザウイルス陽性であったとの報告を受けたと発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。鹿児島大学で確定検査を実施。
  • 12月23日:宮崎県は都城市の発生農場(15例目、18例目)および小林市の発生農場(19例目)の半径3km~10km以内の区域に設定している搬出制限を20時に解除した。移動制限解除予定は12月30日0時。
  • 12月24日:宮崎県は日向市および都農町の発生農場(11例目、12例目)から半径3km以内で設定している移動制限区域を午前0時に解除した。
  • 12月24日(32例目):
  • 千葉県いすみ市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。千葉県は防疫対策本部会議を実施。
  • 採卵鶏約116万羽を飼養
  • 12月23日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査
  • 簡易検査陽性(H5亜型)
  • 12月24日:環境省は32例目(千葉県いすみ市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月24日:環境省は29例目(徳島県阿波市)の発生に伴う野鳥緊急調査(12月19日~22日)の結果および30例目(宮崎県宮崎市)の発生に伴うを野鳥緊急調査(12月20日)の結果を発表。共に野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月24日:環境省は埼玉県比企郡ときがわ町で12月23日に回収されたフクロウ1羽の死亡個体での簡易検査結果が、A型鳥インフルエンザウイルス陽性であったとの報告を受けたと発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。動物衛生研究部門で確定検査が実査される。
  • 12月24日:農林水産省は以下の疫学調査チームの現地調査概要を発表。
  • 12月25日:兵庫県は淡路市の発生農場(10例目)の半径3km以内で設定している移動制限区域を0時に解除。
  • 12月25日:31例目(香川県三豊市)および32例目(千葉県いすみ市)の遺伝子検査の結果が判明。共にH5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月25日:環境省は、鹿児島県出水市で12月22日に回収され、簡易検査で陽性となったオシドリ1羽の確定検査(鹿児島大学が実施)結果が陽性(H5N8亜型)であったと発表(野鳥国内21例目)。
  • 12月25日:環境省は、鹿児島大学が12月21日に鹿児島県出水市で採取し検査した環境試料(水)が陽性(H5N8亜型)であったと発表(野鳥国内22例目)。
  • 12月25日:環境省は、奈良県吉野郡大淀町で12月20日に回収され、簡易検査で陽性となったオオタカ1羽の確定検査(鳥取大学が実施)結果が陽性(H5N8亜型)であったと発表(野鳥国内23例目)。
  • 12月25日:香川県が31例目の防疫措置を完了。
  • 12月27日:奈良県は五條市の発生農場(16例目)の半径3km~10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。移動制限解除予定は2021年1月2日0時。
  • 12月27日:大分県は佐伯市の発生農場(20例目)の半径3km~10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。移動制限解除予定は2021年1月2日0時。