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■高病原性鳥インフルエンザの発生 2020年12月14日~12月20日

2020-12-23 12:46 | 前の記事 | 次の記事

12月14日~12月20日までの鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。

  • 12月14日:兵庫県は淡路市の発生農場(10例目)の半径3kmから10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。移動制限解除予定は12月25日0時。
  • 12月14日(24例目):
  • 宮崎県宮崎市の養鶏場3農場(24例目とその疫学関連農場2農場)で疑似患畜が確認されたと発表した。防疫対策本部を開催。宮崎県は対策本部会議を13日に実施。
  • 採卵鶏約7万羽を飼養
  • 疫学関連農場は約4.5万羽飼養の農場と約1.1万羽飼養の農場
  • 12月13日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月14日:福岡県は宗像市の発生農場(9例目)の半径3kmから10km以内の区域に設定している搬出制限を0時に解除。移動制限解除予定は12月20日0時。
  • 12月14日(25例目):
  • 香川県三豊市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。香川県は対策本部会議を実施。
  • 採卵用種鶏約2.8万羽を飼養
  • 三豊市の全ての発生農場から半径3km以内に位置する。
  • 12月13日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月14日(26例目):
  • 宮崎県日向市の養鶏場と川南町の食鳥処理場(未処理係留中)で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。宮崎県は対策本部会議を実施。
  • 肉用鶏約4.6万羽を飼養
  • 食鳥処理場で未処理係留中の肉用鶏約2万羽
  • 同日、死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月14日:環境省は2例目(香川県東かがわ市)の発生に伴い実施していた野鳥監視重点区域指定(11月8日~)を解除した。
  • 12月14日:環境省は24例目(宮崎県宮崎市)、25例目(香川県三豊市)、26例目(宮崎県日向市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月14日:環境省は10例目(兵庫県淡路市)の発生に伴い、12月1日に同市の渡り鳥が多く飛来するため池5か所で環境試料(水)を採取し検査を行っていたが、ウイルスは検出されなかったと発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 12月14日:環境省は野鳥国内9例目(和歌山県和歌山市)および21例目(和歌山県紀の川市)の発生に伴う野鳥緊急調査(12月11日~12日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月14日:環境省は9例目(福岡県宗像市)の発生に伴い、12月1日に同市の渡り鳥が多く飛来する河川1か所で環境試料(水)を採取し検査を行ったが、ウイルスは検出されなかったと発表。鳥取大学が検査を実施。
  • 12月14日:23例目(滋賀県東近江市)の遺伝子検査の結果が判明。H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月14日:滋賀県が23例目の防疫措置を完了。
  • 12月15日:宮崎県が26例目の防疫措置を完了。
  • 12月15日:24例目(宮崎県宮崎市)の遺伝子検査の結果が判明。H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月15日:環境省は北海道古平郡古平町で12月8日に回収されたマガモ1羽の死体、および大分県宇佐市で12月11日に回収されたマガモ1羽の死体でのA型鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査(国立環境研究所で実施)結果が陽性と発表。北海道の事例は北海道大学で、大分の事例は鳥取大学で確定検査が実施される。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月15日:12月9日に鳥取県鳥取市で、鳥取県が実施した調査で採取した環境試料(水)から、ウイルス(H5亜型)が検出されたと環境省は発表した(野鳥国内16例目)。鳥取大学が検査を実施。野鳥国内15例目の採取場所と同一の場所で採取。
  • 12月16日(27例目):
  • 高知県宿毛市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。高知県は15日に危機管理本部会議を実施。
  • 採卵鶏約3.2万羽を飼養
  • 12月15日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月16日(28例目):
  • 香川県三豊市の養鶏場2農場(28例目とその関連農場)で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。香川県は対策本部会議を実施。
  • 肉用鶏約1.4万羽を飼養
  • 疫学関連農場は肉用鶏約1.5万羽を飼養
  • 12月15日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月16日:環境省は26例目(宮崎県日向市)、27例目(高知県宿毛市)、28例目(香川県三豊市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月16日:環境省は、香川県三豊市で12月8日に死体回収され、遺伝子検査で陽性となったノスリ1羽の確定検査(鳥取大学が実施)結果が陽性(H5N8亜型)であったと発表(野鳥国内17例目)。
  • 12月17日:25例目(香川県三豊市)、26例目(宮崎県日向市)。27例目(高知県宿毛市)の遺伝子検査の結果が判明。H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月17日:宮崎県は都農町の発生農場(12例目)の半径3kmから10km以内の区域に設定している搬出制限を20時に解除。移動制限解除予定は12月24日0時。
  • 12月17日:環境省は野鳥国内11例目(宮崎県延岡市)発生および20例目(大分県佐伯市)に伴う野鳥緊急調査(12月9日~12日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月17日:広島県が17例目の防疫措置を完了。
  • 12月17日:岡山県が22例目の防疫措置を完了。
  • 12月17日:宮崎県が24例目の防疫措置を完了。
  • 12月17日:香川県が25例目の防疫措置を完了。
  • 12月18日:12月14日に鹿児島大学が実施した鹿児島県出水市内の2地域で採取した環境試料(水)2検体の検査で、ウイルス(H5N8亜型)が検出されたと環境省が発表した(野鳥国内18、19例目)。
  • 12月18日:環境省は野鳥国内11例目(宮崎県延岡市)および20例目(大分県佐伯市)の発生に伴う野鳥緊急調査(12月9日~12日)の結果を発表。野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。
  • 12月18日:農林水産省は「家きん飼養農場における飼養衛生管理の自己点検結果」を公表。
  • 12月19日(29例目):
  • 徳島県阿波市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。
  • 採卵鶏約1万羽を飼養
  • 12月18日に死亡鶏増加の通報を受けて県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月19日(30例目):
  • 宮崎県宮崎市の養鶏場で疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。防疫対策本部を開催。宮崎県は18日に防疫対策本部会議を実施
  • 肉用種鶏約3.4万羽を飼養
  • 12月18日に死亡鶏増加の通報を受け県が立入検査。
  • 簡易検査陽性(H5型)
  • 12月19日:環境省は29例目(徳島県阿波市)、30例目(宮崎県宮崎市)の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月19日:環境省は鹿児島県出水市で、12月18日に回収されたナベヅル1羽とオナガガモ1羽の死体でのA型鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査結果が陽性と発表(鹿児島大学が実施)。鹿児島大学で確定検査が実施される。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化。
  • 12月19日:高知県が27例目の防疫措置を完了。
  • 12月19日:香川県が28例目の防疫措置を完了。
  • 12月20日:福岡県は宗像市の発生農場(9例目)から半径3km以内で設定している移動制限を解除した(防疫措置完了から21日が経過)。県内に設置した消毒ポイントも全て解除。
  • 12月20日:29例目(徳島県阿波市)の遺伝子検査の結果が判明。H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 12月20日:宮崎県が30例目の防疫措置を完了。
  • 12月20日:農林水産省は都道府県畜産主務部長に対して「豚コレラ、アフリカ豚コレラ及び鳥インフルエンザに係る飼養衛生管理基準の再徹底について」を通知。