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■新製品 猫パルボウイルスIgG抗体検出用検査キット「猫用ワクチチェック」 スペクトラム ラボ ジャパン株式会社

2020-06-03 17:05 | 前の記事 | 次の記事

猫用ワクチチェック

スペクトラム ラボ ジャパン株式会社は、猫の血清、血漿または全血から猫パルボウイルス(FPV)に対するIgG抗体を検出する院内用検査キット「猫用ワクチチェック」の販売を2020年7月1日より開始すると発表した。

同製品は、FPVのIgG抗体を酵素免疫抗体法(Dot-blot ELISA変法)で検出する動物用体外診断用医薬品。血清、血漿または全血のいずれでも検出が可能。抗原を添着したプラスチック製カード(コームカード)を検体注入槽、二次抗体、洗浄剤および発色剤などがそれぞれ入った計6個の反応槽を備えた反応用プレートに順次浸漬していき、最終槽で発色させコームカード上の抗原添着部位の色調により陰性か陽性かを判定する。

  • 猫パルボウイルスのIgG抗体を検出
  • 血清および血漿は5µl、全血は10µlの検体で検査が可能
  • 動物病院内で結果判定が23分で可能
  • Dot-blot ELISA変法を用いた半定量検査
  • 包装:1箱12検体
  • 使用期限:製造後15か月
  • 貯蔵方法:冷蔵2~8℃
  • 付属品:抗体検査結果用紙

§スペクトラム ラボ ジャパン株式会社のコメント

FPVに対するIgG抗体は長期間維持されることが分かっており、一度免疫応答した猫はFPVに対して強固な免疫を維持します。そのためWSAVA(世界小動物獣医師会)犬と猫のワクチネーションガイドラインでは、抗体検査を実施して免疫状態を確認することで、子猫は防御能獲得の判定、そして成猫は追加接種の必要性を判断することが推奨されています。当製品は病院内での検査キットであり、ガイドラインに沿ったプログラムが的確かつ速やかに実施できます。また、猫ヘルペスウイルス1型と猫カリシウイルスは、血清抗体の重要性は低く、飼育環境などの感染リスクにより接種を決定すべきと提唱されています。

  • 問合せ:スペクトラム ラボ ジャパン 株式会社
    Tel 03-5731-3630
    Fax 03-5731-3631