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東京大学名誉教授の中山裕之先生と佐々木伸雄先生、同大学特任助教の三輪恭嗣先生らは、2020年4月1日、獣医学領域の先進的な研究・開発の推進やその公開等に特化した非営利の組織、Vision Vets Group(VVG)Labを開設した(https://lab.vision-vg.com/)。
VVG Labでは、おもに以下のテーマについて研究・開発等を行うことで、現場で活躍する獣医師をサポートし、獣医学の先進的・革新的な学術研究や技術の開発を促進し、獣医療の発展に貢献していく。
- 動物疾患研究の推進と発信
- 提携または関連動物病院に集積されている動物疾患の症例情報を解析し、その重要性を学術集会における発表や論文の作成を通して社会に発信していく。人と共通する動物の疾患の病態、住環境中の有害物質の動物への影響、人と動物の共通感染症などについて、動物の症例情報の解析から解明していく。
- エキゾチック動物疾患データベースの構築
- 日本で初となるエキゾチック動物疾患データベースを構築、解析し、成果を発信していく。
- 遠隔病理組織診断システムの開発
- 標本を送付せずに精細な画像情報を瞬時に病理医に送り、病理医は高解像度のモニターをみて診断し、結果を即時に依頼獣医師に返す、獣医領域では世界初の組織診断システムの開発を行っていく。