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ステラファーマ株式会社(https://stella-pharma.co.jp/)は2020年3月25日、ホウ素中性子捕捉療法(以下BNCT)用ホウ素薬剤「ステボロニン点滴静注バッグ9000 mg/300 mL」(一般名:ボロファラン)が「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」を効能・効果として製造販売承認を取得したと発表した。
BNCTは、正常細胞への影響が少なく癌細胞をピンポイントに死滅させる治療法。周辺の組織・機能を温存しつつ、癌を制御することが期待できる。
同社と住友重機械工業株式会社は、共同で頭頸部癌を対象とする国内第II相臨床試験を実施。臨床試験の結果を基に2019年10月に承認申請し、3月25日にBNCTに用いる医療用医薬品として世界初の承認となった。ステボロニンと組み合わせて使用する住友重機械工業の医療機器は2020年3月11日に承認されている。
同薬は、大阪府立大学や国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人日本医療研究開発機構などとの産学官連携で開発が進められてきた。